7-1.オリンピックとワールドカップ
(1999.07.20)
ワールドカップへの日本チーム初出場や、日韓合同開催などで話題になっていますね。
そんなワールドカップについて、ひとことお話ししたいんです。
話題になって、いかに大きなイベントであるかがわかってきました。
例えばオリンピックと比べて、どうでしょうか?
それがここでのぼくのテーマです。
どちらがおおきなイベントでしょうか?大会規模を単純に比較するとオリンピックでしょうか?
ここでひとつ提起いたします。オリンピックのメダル獲得数と国の富裕度の関係です。
金・銀・銅メダルを勝ち取った国は、どんな国が多いでしょうか。
一般的に、経済的に豊かな国が多いと思いませんか?
一方、ワールドカップですが、過去の優勝国をみて、どうでしょう。
優勝国と富裕度の関係は、無いようですね。
<結論です。>
スポーツが公平なものを求めるなら、機会均等の条件からも経済的条件が関係しないことが必要です。
サッカーは、22人の仲間と、草原があれば、どんなに貧しい国でも地域でも練習も試合もできます。
ハイテクを駆使して、スポーツ医学などもとりいれて、記録を更新して行くという姿勢、現状は、
人間が主体性を持っているとは言えない状況です。
とても嘆くべきことだと思っています。サーカーはその点、世界中が公平に戦える数少ないスポーツです。
そのような観点から、ワールドカップが、真に、オリンピックに勝って世界的な大会だとも言えます。
世界は公平・平等であってほしいと祈っていますが、ワールドカップはそんな希望を叶えてくれる、
数少ない貴重なものなのです。
最近になって、この平等が崩れてきました。それは、なんでしょうか。<地雷です。>
低開発国に多い、内戦など武力紛争によって、サッカーのできる草原が、地雷で危険な場所になってしまい、
サッカーは命がけになってしまいました。
地雷については、ぼくの別のページ(3.科学・技術、3-3.地雷について、)をご覧ください。