白坂さん 宮沢さん NAOKI&ウィリーさん 光島さん アジーさん
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タイトル: |
「別の世界(ミクロの世界)」 |
作品の解説: |
目に見えないミドリムシの世界を超巨大化して、作った模型を思い出して、
またアニメで表現してみた。
本当は、カエルとかアメンボが浮かんできたけれど、兄たちが、学校で習って
教えてくれた「ゾウリムシ」を探した記憶を思い出した。その時、ゾウリムシは
鼻輪があるかなぁ、と想像していたので、今回つけてみた。繊毛も動かしてみました。
ちょっと入れ過ぎかな。 |
感想: |
こんなはずではないのにと思いながら、作業は進む。
本当にしたいことは、具体化できない間は、止まっていたい。
7種類の音の世界は、なかなかイメージがしにくいものだった。
水、連なり、浮遊する、それはみんなも同じようだった。
納得する表し方を見つけなくては・・。
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タイトル: |
「モリアオガエル」 |
作品の解説: |
いくつかの音を聞いて、感じた音で構想を練る。ストーリーと材料も考える。
池に落ちる水の音を感じたので、モリアオガエルの孵化・・・木の葉についていた
泡状の巣から、おたまじゃくしが池に落ちていく様子と、水に落ちた瞬間の水輪が
うまくできれば面白いなあと思って、題名「モリアオガエル」として原図を描く。
木の葉っぱ、カエルの巣になっている泡、カエル、水輪などの色と材料を選んで、
ハサミで形を大小いくつか作り、変化をつける。
デジカメによる撮影開始。作品に原画を貼りつけ、動きのあるものは1コマ1コマ動かし撮る。
水輪は小から大へと貼り替え、写していく。この動かしは大変だが、動きがはっきりわかり、
面白かった。
音に合わせての鑑賞。10秒間の作品だったが、満足な出来であった。
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感想: |
「アクセス・ビューの『音を聴いてアニメを作る』に参加しませんか?」
ということだったので、難しいことをやるんだなあと思って、申し込みを
躊躇していましたが、興味はあったので参加することに決め、
興味満々でした。何ができるかお楽しみ!
そんなふうに、アニメを作るとてつもない冒険と思って参加しましたが、
プロの指導者もおり、スタッフも3人ついてくれましたので、
短い時間にあれだけのことができて、アニメの作られていく作業過程と、
1コマにかける思いがよくわかった。特に動かし方に特徴があり、
面白かった。もう一度やってみたい。
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タイトル: |
「日本(和)の赤い海鳥の朝明け」 |
作品の解説: |
朝に太陽が上ると同時に 太陽に赤く染められた海鳥が、日本の海を、
きれいな鳴き声で空高く上がっていく。
と、海に泳ぐ魚をみつけたのか急降下、海すれすれまで、赤い羽根を
なびかせ、海に泳ぐ獲物をとり、また赤い海鳥は円を描くように上昇して
飛び立っていきました。
太陽が、西から現れた(和)の文字と上手く重なりました
日本(和)の朝明けは輝いてみえました
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感想: |
ホントに久しぶりの参加でワクワクしていました。
まず音を聞いてから動画作りという事で、僕は、爽やかな鐘の音に決めました。
夏なので、この鐘の音を使って 海のステージにしようと、すぐにヒラメキました。
阿部さんとサポートしていただいた方も、凄く綺麗に、太陽、海、赤い海鳥の
カッティングをしてもらいました。
さぁここから、どうストーリーを動画にするかでしたが、これもすぐに
ヒラメキました。
作業の中で、上手く海鳥をどう円を描くかが難しかったですが、
発表会の時、なんとか上手く円をえがいていたのでホッとしました。(笑い)
ご協力していただいて、ありがとうごさいました。
また都合が合えば是非参加しますので宜しくお願いしますね☆
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タイトル: |
「フォアン・フォアン」 |
作品の解説: |
「フォアン・フォアン」という感じの、揺れるような音を選びました。
丸と線が揺れながら、重なり合って、伸びていくイメージです。
普段、絵を描くときの画材なので、抵抗なく使っています。
丸がドンドン増殖していったり、テープが自由に動き回って線ができていく
雰囲気を感じ取ってもらえればいいのですが。 |
感想: |
特に企画の段階から関わらせてもらったので、絵の動かし方がかなり理解
できました。遠近法を理解する上でも参考になりそうですね。
写真を50枚も100枚も撮ること自体退屈な作業になるのかと恐れていましたが、
サポーターの人の協力もあって、あっと言う間に時間が過ぎました。
普段のワークショップの鑑賞だと個別の鑑賞になりますが、同時にアニメを
見ると、ざわめきや、「わー!!」というような感性がリアルに伝わってきて
自分の作ったアニメを見てもらっているんだなぁという臨場感がありました。
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タイトル: |
「カラ、カラ、空(から)」 |
作品の解説: |
7種類の音楽の中から面白いと思ったのを選びました。
カラカラと乾いた音で、竹のように内側が空(から)のようなものが、
沢山転がって行く絵が浮かびました。
それで、線描きの円や丸いシールを固めて、ひと固まりにしました。
途中で音が変わるから、何処かにぶつかってはじける処を表したかったのです。
ぶつかるところを、最初は崖みたいなのをイメージしてましたが、棒を思いつきました。
バラバラになった物を、最後どうするかという時、縦に積み上げるか元の塊に戻すか、
他の人と話しました。塊にした後、それを食べてる映像にする事になって、
私が登場しました。
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感想: |
最初に音を聞いた時、何処かの暑い国の小さな村の、誰も歩いていない通り。
その裏の方にある崖の上から、竹の束を放り投げた音を村の何処かで聞いているって
イメージでした。カラカラと鳴る音が、暑さと、それが聞こえる静かさを
感じさせたのでしょうか。
でもそれを映像に出すことは難しいので、音だけを表そうとしました。
これは本来のイメージと違うから駄目なのかしらと、今考えてます。
アニメーションがどんな風に作られてるか良く判りました。
私が物を作るのは、何年か前に娘の服を作って以来13年ぶりでした。
そして小学校以来図工とか苦手だった私が、こんなのを作ったなんて判ったら、
教えてくれてた先生はなんて言うかしら?
会場で自分の顔を見ました。あんなに大きな自分の顔を初めて見ました。びっくり。
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━━ 講師 山田千愛さんのコメント ━━
今回は映像という一見、視覚障害のある方には少し馴染みにくいかな?と思われる
メディアでアニメーションづくりに一緒に挑戦しました!
やはり、アニメーションの仕組みを言葉で説明するよりも、実際に自分の手で
作ってみて、初めて理解できた方が多いようです。
初めは視覚障害のある方にどうアニメの制作に関わってもらえるのか、
また出来た映像をどう楽しんでもらえるのか。。。と色々悩みましたが、
そんな不安を吹っ飛ばすほどの参加者の想像力の豊かさに今回は本当に助けられました。
実際の撮影時間が30分ほどしかとれなかったのにも関わらず、視覚に障害のある方が
映像ディレクターとなり、抜群なチームワークで制作をされていたのが印象的でした。
また、グループの中には撮影途中の会話の中で新しいアイデアが湧き出て、
素材もこちらが準備したものだけでなく、参加者自身がアニメの登場人物に
なっているようなものも出てきて、想像していた以上に自由な表現が出てきていました。
最後、鑑賞をした時にはワッ〜!という驚きと笑いが起きるような場面もありました。
参加された方も自分の作った映像作品に対する皆の反応がリアルタイムで聞けたのが、
絵画作品などと違って印象的だったようです。
視覚に障害のある方にも、見える方からアニメ作品の動きの説明や感想を聞き、
言葉での鑑賞を楽しんで頂けたようです。
今回の撮影で使った機材は、皆さんが持っているような小さなデジカメと、三脚のみです。
また、今回は音からイメージして、色紙、ラインテープ、シールを動かしてアニメを
作りましたが、自分でストーリや音楽を作って、粘土や砂、人形、または実際の人などを
動かして映像を作る事が出来ます。家でも簡単にセットしてシンプルなアニメ撮影が出来ると
思うので、是非色々な素材を試しながら、アニメーションの可能性を楽しんでみて下さい。
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