八木重吉
詩稿「母の瞳」

 
   秋の空


 
 秋が呼ぶようなきがする
 
 そのはげしさに耐えがたい日もある
 

 
 空よ
 
 そこのとこへ心をあづかってくれないか
 
 しばらくそのみどりのなかへやすませてくれないか



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