慶良間で見た不思議な生物




 
数年前、ダイビングのツアーで慶良間諸島に行った。
そのときに不思議な生き物に会ったのだが、結局それが何だったのか未だに分からないでいる。 誰か知っていたら、教えてほしいな〜と思ったので、ここに記そうと思う。
慶良間でのダイビングは、今まで伊豆の海しか潜ったことのなかった私には感動の連続だった。
なんてったって東シナ海よ!!北海道出身の私にはなんと新鮮な響き。 海中の洞窟探検では、真っ青な海底へ続いていく切り立った岩壁の壮大さ。 ふと見上げるとぽっかり空いた穴から差し込む太陽の光。そんな異空間に感動し、 ナイトダイビングでは、ライトを消して真っ暗にしたとたん現れた夜光虫の群。
上も下も右も左もすべて、夜光虫が放つ黄色い光の乱舞。
「宇宙の中にいるみたい・・・」
最初は怖かった夜のダイビングも、この時点で感動に変わってしまった。
さて、不思議な生き物に会ったのは、嘉比南というところの通称「ブツブツサンゴポイント」と呼ばれる場所。
そいつは女性の小指の爪くらいの大きさ。
色は胴と羽の部分が濃いブルー、尻尾と首から頭にかけては蛍光オレンジだった。
目・鼻・口のようなものは見あたらない。まるっきりの「のっぺらぼう」だ。 そいつは羽(ホントはヒレかな?)を細かく動かしながら泳いでいた。
「これ、なんだろね?」私は一緒に潜った友達に聞く素振りをしてみた。友人はそいつを見て、目を丸くして首をかしげる。
「さあ・・・わかんない」とでも言っていたのだろう。
しばらくじっくり観察してみた。まるでキングギドラの首が1本バージョンである。
数分見ていたが、友人の吐いた息の泡に飲まれて見失ってしまった。
Diver'sログBOOK情報:

1992.3.21Sat.

ブツブツサンゴポイント
深度約6m
大きなサンゴの根の近く
X物体発見
(奇妙なドラゴンみたい)
これが謎の生物
帰ってから図鑑を調べてみたが、該当するような生物は見あたらなかった。
ヒレの部分の動きは、タツノオトシゴにも似ていたが、ウミウシの仲間かな?とも思うのだが・・・
昔、知人が沖縄の海でやはり小指くらいの大きさの「人間」を見たという。 その生物は目・鼻・口もなく、髪の毛もないが、頭・胴体・両手・両足のようなパーツがあり、 二本足で海の中を歩いていたそうだ。
(ただ、数年前に聞いた話なので、ちょっと内容が曖昧になっている・・・)
私はキングギドラもどきの生物の背中に、二本足歩行の生物が乗っかって海の中を移動している姿を想像してしまった。
いやはや、海にはまだ未知の生物がいるものである。
Written 22 June 1999
その後、2000年12月3日。通りすがりのイントラさんからの情報で、この謎の生物は
ダイバーによって巻き上げられ、中層移動中のムラサキウミコチョウだと思われるとの情報があった。
赤系の色素は発色しにくく、水中ではアオムラサキに見えるとのこと。
すごい!通りすがりのイントラさん、情報ありがとうございます。
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