電車の中で見た「古代アンデス-シパン王墓の奇跡 黄金王国モチェ発掘展」の広告。
おおお??思わず見入る。私は「古代」「黄金」と言う言葉に弱い。
これは行かねば!!そんなわけで12月12日に伊勢丹美術館に行って来た。
12月26日までなので、かなり混んでいる。でもたいてい会場の奥に進めば空いているので
さっさと奥に進んでしまった。
一面の壷壷壷。しかもどれも、ほぼ完全な形で出土しているのには目を奪われた。
・・・しかし、古代のペルー地方は、本当に面白いモチーフの芸術ですよのぅ。
ナスカの地上絵も然り。センス良くデフォルメされた人間や鳥、動物。愛嬌があって
とってもかわいい。家のインテリアにしたいくらい。
ただ、今まで他の美術展で見てきた壷とは違うものがある。それは生け贄をバラバラにして
神に捧げていた様子をモチーフにした壷。切断された手だけ、足だけというような壷あり、
鳥に目をくりぬかれている人の壷あり。
いやはや、なかなかグロいものもありました。
さて、壷の空間がとぎれると、そこには原寸大のシパン王の黄金墳墓が再現されていた。
王を守るように埋葬された人たちや副葬品。
立体的に再現されていると、とても分かりやすいし視覚に訴えるものがあっていいよね。
数年前、シカン展を見に行ったときも立体的に再現されていて面白かったよ。
そして、墳墓を越えると・・・次の空間からキラキラ輝く光が見える!!
ここからは黄金コレクション。
イヤリング、ネックレス、鎖帷子(というのかしら?)、ガラガラ。
金金金だぁぁ★
ここでも古代の人のセンスの良さは抜群。蜘蛛の体に人の顔が浮き出ているもの、
まるまるしたフクロウのネックレス。猫科の動物がモチーフのイヤリング。
それから落花生のペンダント!
なかでも大うけしたのは、「カニ人間」でした。小さな子もそれをみて
「なんだ〜。へんなのぉぉ」って笑っていた。それが素直な感想だよね〜と
思いながら、しみじみ見入ってしまいました。 カニの体の上に、人間の頭が付いて、さらに二本足で立っているの。
(下の画像を参照してネ)
久しぶりに黄金を見た私。美術展に行く前は頭痛に悩まされていたのに
(風邪で)、黄金を見たら頭痛も治まった現金なヤツです。
帰りにカタログと、鹿をモチーフにしたペンダントを買って帰りました。
※ ちょいとお勉強コーナー ※
1世紀〜8世紀頃、ペルー北沿岸地方で栄えていたモチェ文化。その文化の聖地がシパンです。
この聖地は盗掘者によって結構財宝が盗られていたのですが、未盗掘の王墓が発見され、
その副葬品が今回の展覧会で公開されているのです。
今公開されているものは、今後国外持ち出しが禁じられるので、ペルー以外ではもうお目にかかれない
代物なんだそうで・・・
ちなみにモチェ文化は、その後シカン文化→インカへと受け継がれていき、
モチェ文化と同時期に栄えていたのがペルー南沿岸の王国「ナスカ」です。
Written 16 December 1999
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