山村暮鳥
「風は草木にささやいた」



  
 故郷にかへつた時


 
これではない
 
こんなものではない
 
自分が子どもでみた世界は
 
山山だつてこんなにみすぼらしく低くはなかつた
 
何もかもうつくしかつた