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多倍長演算ライブラリ(UltraPrecision)

UltraPrecisionユーティリティ

最終更新日:2006/06/07 V6.6.0.0 対応

●概要

 ライブラリの開発時に、その機能や性能を確認するための試験用アプリケーションであるが、適当に有効なので提供することにした。各自の環境での性能確認や、超電卓として使用できる。

●機能

 メニューは大きく、6つのグループから構成されている。

  • 個別機能    :UltraLongやUltraMathのメッソッドなどの単機能確認
  • 自動試験    :UltraLongやUltraMathのメッソッドなどの自動動作試験
  • 演算時間測定 :四則算、関数、CPUなどの演算時間の自動測定
  • 要素技術       :基本事項や各アルゴリスムや方式などの得失を比較する
  • 演算時間予測 :級数などの演算時間を予測する
  • システム設定   :原始定数、システム変数や演算時間テーブルを計測し生成する

●全体

○実行モジュール

 UltraUtility.exe

○外観

○共通操作

・メイン

 以下のように行う。

  1. 上部にあるタグ(ボタン形式)をクリックして、機能グループを選択する。
  2. それに応じた、リストボックスが表示されるので、個別のメニューを選択する。
  3. 開始ボタンをクリックする。
  4. 選ばれた機能のフォームが表示される。全て、アプリケーション・モーダルで表示される。
  5. それぞれの機能に応じた操作を行う。

 ・数値入力と入力確認

 各機能の随所に、数値入力が求められるが、概ね以下のように共通操作となっている。

  1. テキストボックスで入力する。Enter にて入力が完了する。前後の空白は無視される。
  2. 長さ0 の文字列は、値 0 とされる。
  3. 入力された数値は、適当な型に変換され、確認のためにテキストボックスの直ぐ下にあるテキストボックス(Read Only Mode)に表示される。UltraLongであれば、指数表示と固定小数点の双方で表示される。
  4. 場合によっては、一つの入力テキストボックスで、複数の数値を入力することが求められる。その場合は、カンマで区切って入力する。123.457, 3.88E-80 や、pi, re など。
  5. 数学定数も入力できる。pi や、π などの文字を入力すれば、指定された精度の定数が入力される。rr2、pi、dpi、hpi、qpi、rpi、e、re、ln10 など。π や π/2 なども有効である。下図参照。


π を入力した例

●機能解説

 ○個別機能

 ○自動試験

 ○演算時間測定

 要素技術

 ○演算時間予測

 ○システム設定