三毛の墓 み け 三毛のお墓に花が散る こんこんこごめの花が散る 小窓に島影小鳥影 「小鳥の夢でも見ているか」 三毛のお墓に雪がふる こんこん小窓に雪がふる こたつぶとん くれない 炬燵蒲団の紅も 「三毛がいないでさびしいな」 (昭和三年二月、渋柿)