冬 の 野 草 |
ふゆいちご(冬苺)
しょかつさい(諸葛菜)
はまだいこん(浜大根)
全国各地の、山の斜面にあります。 葉っぱだけならどこにでもありますが、 実を付けているのは日当たりの良いところだけです。 ねらい目は、何らかの理由で、その年樹木が伐採された場所です。 平成9年、奥多摩の、杉林が切り開かれて「宅地分譲」の ノボリが立っている荒れ地に、採りきれないほどたくさん実を つけていました。今ごろはきっと住宅が建ってしまっていて、 跡形もなくなっていることでしょう。 ヨーロッパでクリスマスケーキを飾る苺といえば、 この種の苺の事を指したそうです。 それを知って初めて、「何故クリスマスケーキは、本来いちごのない季節なの に、いちごが飾られているのか?」という、長年の謎が解けました。 一つ一つの粒が小さいので、集めるのが大変です。 (←撮影地:東京都奥多摩町 平成9年12月1日) 私は砂糖につけてシロップにしたものを ヨーグルトにかけて食べるのが好きです。 なお、左の写真に写っている冬苺は、分類学的には「ミヤマフユイチゴ」 と言うそうです。もっとも、食べる事が目的である人(自分もそう)にとっては そこまで細かく見分けられなくても差し支えはありませんが。 | |
こちらは、9月のもの。花芽をつけているのが分かります。(撮影地:三重県尾鷲市。平成17年9月10日) |
平成18年10月。 真夏に一度枯れた後、10月に こぼれ種が芽吹く。 |
撮影 神奈川県丹沢山麓 平成18年12月15日 ふつう、花は3月くらいにならないと咲きませんが 暖冬のため、一部の個体では既に花が・・・。 |
春の様子 撮影 神奈川県 平成19年4月7日 花を目印に生えている場所を覚えておくと良い。 |
暖かくなってくるにつれ、葉の中を 虫(ウイルス?)がトンネル状に 食い荒らした形跡が目立ってくる。 |
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