フィジー(12) Emperor Mine (Vatukoala) その2

2002.10.25



  その1  その2  その3 …2001.3

  その4 …2001.8

  その5:ビチレブ島北部からヴァヌアレブ島へ  その6:Mt.Kasi鉱山   その7:ビチレブ島南部、スバ

  ビチレブ島・シンガトカ街道など

  その10:Nadi空港へ

 最終段階に至る選鉱施設。エチレングリコール?の泡による浮遊選鉱で硫化鉱物を浮かせて分離し、硫黄を取り除いて、シアン化ナトリウム溶液に溶解し、炭素で金を吸着して回収する。その浮遊選鉱部分の建物。

 この建物の中身は忘れたのだが…。2段階の浮遊選鉱をやっているように見えたのと関係あるかな?

 選鉱で残ったスラリーの貯蔵。74ミクロン以下の粒子にして選鉱にかけるが、このようなシルトサイズの土砂は泥流になって流れ出す危険があり、廃棄する際にたちが悪い。

 巨大なボールミル。ここで鉱石を細かく粉砕する。Mt.Kasiと違って、そこまでの前段階が丁寧に処理されていて、かなり細かくなった鉱石を粉砕していると思われる。

 泡による選鉱の様子。泡には硫化鉱物(黄鉄鉱、黄銅鉱、閃亜鉛鉱、方鉛鉱…の他、テルル化鉱物も)が吸着されて浮き上がるので、それを分離する。金は主に黄鉄鉱(FeS2)の中にエレクトラムとして微量に含まれている。

 同上。

 周囲の低い山並みと鉱山施設。第三紀末のカルデラの内部に発達した熱水脈の鉱床。

 案内してくれたDon氏と。この日は空気が澄んで、非常に日差しが強くまぶしかった。紫外線も強く感じた。

 スラリーの貯蔵ダム。岩石でつくったダムに蓄えている。ダムの堰堤の高さは20mくらいある。

 同上。

 少しずつ流し込んでは乾かしているのだという。この泥は水が多くなると泥流になって流れ出す危険がある。

 ダムから流れ出ている排水? 特に汚れているという印象はない。自然に分解するから大丈夫なのだという説明。

 藻類が生えている。シアノバクテリアか?。

 前半に戻る


巡検案内

index

2002.10.28 H.Hagiya