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     ◇ Windows Vista (RC1) 体験記                 1/4
               
 いよいよ2007年1月31日より世界のパソコンのOS.は Windows XPより Windows Vista へ更新されることになります。 ただし、当日より2年間は Windows XP のメンテナンスは受けら
れることになっています。
 既に市販書や雑誌等で Windows Vista の機能や特性等について紹介されていますので、現在公開されています Windows Vista (RC1) を実際に使った体験を集約して発表いたします。

  ※RC1はRelease Candidate 1の略称。
  Vista の製品候補版ビルト番号5600NO.1と云うもので、β版の発行を経て製品発売直前
  のソフトウェアですが、製品出荷までには部分的に改良されることが考えられます。
 


1.使用環境

CPU: Intel Pentium (R)4 2.59GHz
OS環境:  ドライブC: Windows XP使用中。
        ドライブD: Windows Vista(RC1)を新規インストール。
       32ビット制御。ディュアルブート。
システムメモリー:  512MB DDR-SDRAM
H/D容量: 120GB ⇒ ドライブC 60GB,ドライブD 60GB 
                        (ドライブC,Dはパーティシヨンで分割)
ビデオコントローラー: 128MB DDR ATI Radeon(TM) 9800

2.インストールについて

 インストールドライブ先は Windows Vista の場合は「ドライブ:D」と指定されています。
 Windows XPの制御の元で、 Windows Vista (RC1) を「ドライブ:D」にインストールしましたが、この段階でセキュリティのチェックが行われます。
 ネットワーク接続環境が必修で、オンラインでパスワードチェックが行われます。
 その後インストールは順調に推移し、インストールの途中ではディュアルブート選択の画面も表示されますが、そのまま続行すればOK.です。
 約40分でインストールは終了します。

3.ユーザーズインタフェース

 インストールを終了して再起動すると、起動の途中で Windows Vista か Earlier Windows (初期の Windows)かを選択する画面が表示されますので、Windows Vista を選択すると、Windows Vista のトップ画面が表示されます。

 Windows XPは既に初期または早期のものになってしまったのかと実感させられます・・・
また、今まで約5年間 Windows XP のお世話になってきましたので、Windows Vista のすっかり異なった画面にやや違和感を覚えつつ、先へ・・・


 
まず、Topページの背景となる壁紙を選定すると、あっという間に背景画面が表示されます。
 背景画面の前面には半透明色(Aero制御)を採用したいろいろのツールやデータが表示されます。
 半透明色のツールは随所に採用されており、右側には実行環境を表示するアクセサリーサイドバーが目新しく感じられます。
砂時計も半透明色表示でぐるぐる廻る表示になっています。

 Topページのスタートメニュー最下部に「検索の開始」ボックスが表示されていますので、特定のファイル名を書込み文字の確定が終わり、一呼吸すると
検索された目的のファイルがスタートメニュー左側(ペイン)に表示されました。
勿論「Enter」キーを押す必要はありません。
 検索の対象のファイル数は約12万個でしたが、あっという間に表示する早業
には感服しました。
 インデックス検索(2/4 Start Menuの項で説明)の手法を用いているので、検索が早いそうです。
 さらに、スタートメニュー「検索の開始」ボックス上の「すべてのプログラム(P)」を選択すれば、そのPC.に登録されている全てのプログラムが左側(ペイン)に表示され、そのプログラムを選択して実行することが出来ます。

  Topページ右サイドにはアクセサリー表示のバーがあり、標準で11個の実行環境が表示され、設定変更することができます。

 私の最大の関心事は Explorer の機能ですが、Topページには顔を出してくれませんでした。
 スタートメニューの右側 「コンピュータ」 を選択すると待望の Explorer の Top
Page が顔を出してくれます。
 その様子は 5.Explorer の項でご説明します。

  マルチメディア関係の機能もかなり充実しているように思えます。
 「フォトギャラリー」を起動すると、簡易編集やスライドショウが可能となっています。
 また、「ムービーメーカー」の他に「DVDメーカー」が追加されています。
 ゲームに関してはゲームフォルダーが用意されていて、そのフォルダーに集約してファイル管理やサムネイル閲覧が出来るようです。

 少し操作を実行した体験上ひしひしと感じてくることは、評判どおりセキュリティが厳しいことです・・・

 各種ソフトウェアのインストールの際には「許可」が必要ですが、管理者ログインでない場合はアカウントのパスワードが必要となります・・・

  また、マイクロソフト社発行のプログラムをインストールする時でも、「不明な発行元が インストールを要求しています。許可しますか」と聞いてきます・・・
 マイクロソフト社が開発したプログラムですが、なぜ?と聞きたいのですが・・
 昨年プログラムの発行の際に社名の署名がなかったためでしょうか?

 受信メールの処理中に「フィッシングの可能性があります・・・」の警告を受け
ましたが、初めてだったのでスワ大変と少々慌てましたが、そのメールはすぐ削除しました・・・
 出会い系の調査のようなメールでしたが、こまりものですね!


 
メールのデザインは Windows XP OutlookExpress メールの冷たさと比較すると、デザインに温かみを感じ好感がもてます。

 次ページ以降に、ユーザーズインタフェース・セキュリティ・Explorerおよびメールについて整理・集約して概説します。