ご  連  絡
 
 
    

       ◇ Windows Vista (RC1) 体験記                  4/4
               
6.Explorer

 多くのプログラムやデータは幾つかのファイルによって構成されていますが、
その開発段階から実用に至るまで、ファイルの制作・編集・追加・修正・削除の作業が続きます。
 したがって、Explorer の機能は操作面において大きなウエイトを占めることになります。
 先ず Explorer の実態を把握しましょう。

 Explorerの起動
 Topページのスタートメニュー右側の「コンピュータ」をクリックすると、ExplorerのTopページが表示されます。
 中央にハードディスクの使用状況やその他のドライブのアイコンが表示されます。
 画面上部はアドレス欄・検索ボックス、次段にコマンドバーが表示されます。
  コマンドバーには「整理」「表示」「プロパティ」「プログラムの変更と削除」「設定を変更する」のコマンドが用意されています。
 左サイドはナビゲーションペインで、お気に入りのリンク等が表示されます。
 左サイド右下▲印釦をクリックすると、ナビゲーションペインにフォルダツリーが表示されます。
 最下部詳細ペインで、使用プロセッサー・ワークグループ等の情報が表示されます。

 Explorerの操作方法
アドレス欄: フォルダーの階層表示は「\」ではなく 「」で表示されます。
       矢印の方向が下位の層になります。

       「
」をクリックするとパスは「\」で表示されます。
検索窓: 各ページの右上の検索窓は Windows Vista に常駐する Internet
       Explorer 7 が検索を行います。
       現在のフォルダやサブフォルダ内部の検索も可能で、ファイル名・
       プロパティ情報・テキストファイル内の語等での検索も可能です。
       結果は中央に表示されます。
●コマンドバー:上部から2段目のバー。
       「整理」はファイルのコピー・移動・新しいフォルダの作成を行いま
       す。
       「表示」はファイルの一覧表示を行い、その表示形式やアイコンの
       サイズ変更が可能です。
       右の
」はアイコンサイズを変更するためのスライドバーを表示し
       ます。
ナビゲーションペイン: 画面左サイドの仕切られた部分で、初期状態では
       「お気に入りリンク」のみが表示されます。
       下の「▲」をクリックするとフォルダツリーが表示されます。
       フォルダを追加する場合は、そのショートカットを追加する位置に
       配置すると、そのフォルダが表示されます。
       実行する場合は、ショートカットを開き、階層の中のフォルダまた
       はファイルを開き、実行します。
一覧表示ペイン: 画面中央の部分で、すぐ上のコマンドバーのコマンドで選
       択された内容が一覧表示されます。
       デジタルカメラで撮影した写真はそのプロパティ情報(EXIF)と対
       応して表示されます。
プレビュー&詳細ペイン: 画面下位の仕切り線の部分。
       選択中のフォルダやファイルのプロパティ情報が表示されるので
       で、フォルダやファイルを開かないで確認することが出来ます。
       その表示範囲は仕切り戦を上下に移動することが出来ます。
シャドウコピー: フォルダやファイルの内容が変更された場合に、変更前の
       状態を自動的に保存する機能です。
       プロパティ画面の「以前のバージョン」タブを開き、変更前の状態
       を表示したり、変更前の状態に戻したりすることが可能です。
       ファイルのプロパティ画面を表示するには、そのファイルを右クリ
       ックして、メニューから「プロパティ」を選択します。



7.メール
 
 メールシステムもデサインが美しくなり、その分、送信文を作成中も気分がよくなります。
 Windows XP OutlookExpress と比べて機能上は大きな相違は感じられません。

 しかし、セキュリティの思想は貫かれていて、迷惑メールやフィッシングメール
に対する防御策は一応取り入れられています。

 下記のホルダーを開くと、上記のメールを受信拒否をする設定ができます。
 〔ツール〕〔迷惑メールのオプション〕〔受信拒否リスト〕または〔フィッシング〕
のページ上で:

受信者を「受信拒否リスト」に追加。
受信者ドメインを「受信拒否リスト」に追加。

 以上の設定を行えばその時点での防御目的は達成されます。
 ドメインを「受信拒否リスト」に追加すると、同一ドメイン上での複数のメールア
ドレスが受信拒否されますから、かなりの効果があると思われます。
 しかし、同一ドメイン上に他の友人や取引先のメールアドレスが該当しないかチェックしておくことが必用です。

 
迷惑メールは他のドメインからも次々と攻撃してきます・・・
 また、迷惑メールを返送すると、送信者にメールアドレスを教えることになりますので、返送しないで下さい。
 多くの迷惑メール送信者は送信先のメールアドレスが実在するかを知りません。
 迷惑メール送信者にはメールアドレスを購入している者と、ドメイン毎にランダ
ムにユーザー名(@の左の部分)を作っている者がいます。 
 返信すると実在するユーザー名を教える結果になりますので、執拗に攻撃してきます・・・
 定期的にメールアドレスを変えることもよいと思われますが、メールソフトの設
定変更や先方への連絡の徹底等大変な手数がかかります。
 便利なはずのメールが不便にならないように願いたいのですが・・・
 



 感想:
  Windows XP が実用化されて約5年が経過しましたが、その間パーソナルコンピ
 ュータの普及も広範囲にわたり、その使用台数は人口を上回るのではないかと予
 想されています。
 その使用目的は個人・企業・団体を問わずスタンドアロンからネットワーク形態と
 多岐にわたっています。
  そのパーソナルコンピュータの次期OS.が Windows Vista になります。
  私の多少の経験から感想を述べさせてもらえば、Windows XP の時代から5年が 
 経過し、将来を見据えるともっとドラマチックなものであってもよかったのではと思っ
 たりします。
  しかし、ソフトウェアの開発は戦国時代の武将の言葉「・・・重荷を背負いて遠き道
 を行くが如し」のように現実は一歩ずつ進歩してゆくことが大切でしょうか。
 
  私も Windows Vista がセキュリティ機能・検索機能・マルチメディア機能におい
 て、次世代へ向けて一歩前進されたことを歓迎しています。
  一個人としての感想を述べさせていただきました。


                                           以 上