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     ◇ Windows Vista (RC1) 体験記                              3/4
               
 5.セキュリティ

 セキュリティは各分野にわたって配慮されています。
  Windows Vista のインストールや新しいプログラムのインストールに関しても通信環境下でのチェックが行われます。
 外部からのスパイウェア・フィッシングにも対応していますが、ウィルスチェックは経費・維持費が嵩むせいか対応が出来ていません。

 セキュリティの基本的な機能としては下記の4項目に集約することができます。
 (1)システム関連セキュリティの機能
 (2)自動更新の機能
 (3)ファイアウォールの機能
 (4)防御ツールの機能

 以下に上記セキュリティの個別的な概説を行います。


(a)システム関連セキュリティの機能

ダウンロードファイルの監視
  (Windows XP SP2とほぼ同じ)
データ実行異常防止機能
  (Windows XP SP2とほぼ同じ)
ユーザーアカウント制御
  いろいろのプログラムやユーティリティ等の起動の際やコントロールパネル・
 デバイスマネージャ等の設定変更の際には、その途中に一時中断して「ユ
 ーザー アカウント制御」という名称の警告が表示されます。
 最初はエラー表示かなと思ったりして、ちょっとひんやりするところです。
 
 異常がなければ、その「ユーザー アカウント制御」には、「この操作の開始
 を意図している場合は続行してください。」 とコメントされており、管理者が
  「続行」をクリックすると続行されます。

 ここで管理者アカウントでログオンしていなければ、管理者アカウントのパス
 ワードの入力を要求されます。
 
 警告には・・・「ユーザー アカウント制御によって、お使いのコンピュータ
          へ許可されていない変更が行われるのを防ぎます。」
 とコメントされていますが、まーまー同感です・・・


(b)自動更新の機能

 
コンピュータ内部のセキュリティが外部の脅威に対応出来るように、セキュリティの更新を日々続ける必要があります。

 セキュリティの自動更新は Windows XP では、コントロールパネルの「自動更新」のページで設定しましたが、Windows Vista ではコントロールパネルの「システムメンテナンス」のページから自動更新に関する設定を行います。

 「Windows Update 設定の変更」のページでは、
 v更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)I
 v更新プログラムがダウンロード、インストール、または通知される時に推奨さ    れる更新プログラムを含める。(R)

 上記の2項目に「v」をチェックしてOKをクリックすることが推奨されています。


(c)ファイアウォール機能

 
ネットワーク上の脅威に対する防御壁として、インターネット網とLANシステムの接合点にはファイアウォール機能を内蔵したルーターを設置するのが常識になっていますが、 Windows ファイアウォールは、そのネットワーク上のファイアウォールの役目を果します。

(d)防御ツール

  ウィルスやスパムメールが氾濫していますが、近年の新しい脅威の一つにスパイウェアがあります。
 スパイウェアはコンピュータ内に侵入して、ユーザー情報やキー・パスワード等を盗み出す悪意のあるプログラムの総称です。

 スパイウェアを防御するためには、そのスパイウェアの機能を特定し、その情報を共有するコミュニティへの参加や、スパイウェア判定に必用なデータベースの作成と、その自動更新が必要になります。

 Windows Vista には上記のスパイウェア防御のソフトを搭載したWindows Defender (日本での名称:Windows防御ツール)が、標準搭載版に組み込まれることになっています。
 同上システムの「オプション」のページではスキャンの頻度やスケジューリングおよび警告・処理の仕方等を設定するようになっています。

 
しかし、残念に思うことがあります・・・
スパイウェアとウイルスの侵入方法は同じですから、双方同時に退治してほ   しかったですね・・・ 
 ウイルス判定にもコミュニティへの参加や判定のためのデータベースの作成および自動更新が必要ですが、防御のロジックは同じですし・・・
 でもデータベースの更新にはそれなりの経費がかかりますからね・・・
 専門業者の死活問題もあるのでしょうか・・・
 やむなくウイルスチェックは別途搭載することにします・・・