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最終更新日: 2017年05月14日 

趣味(アマチュア無線と測定器)

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アマチュア無線は、1963年・高校2年のときに電話級アマチュア無線技師(現在の第4級)の国家試験に合格し、JA1 N?Aのコールサインで開局しました(写真:QSLカード)。QSLカード QSL_Card_s.jpg
当時はJARDの養成課程講習会などはありませんでした。
以来50年!とは言っても、ブランク期間が 45年もあり、正味は5年程度です。最近はまったくのご無沙汰で、局免も無くなりました(コールサインも他の人に再割り当てされました)。
やはり、通信を楽しむより機械をいじくりまわすのが好きでした。
当時勉強した高周波技術・SSB技術が、現在の仕事上で役に立っています。
部品こそ、真空管→Transistor→IC→LSIと変わってきましたが、基本技術(回路技術)は変わっていませんネ。
とくに、Yahoo!オークションで故障品、ジャンク品が安く入手でき、回路技術があるので、修理が出来ます。部品はインターネットの通販で世界中から入手できます。……こんなところが、実益でしょうか?!趣味の一助にはなります。
 

アマチュア無線が趣味というテーマから、計測器のページに変貌しつつあるこのページです。
そこで、わたしと計測器との付合いの歴史です。
最初の計測器との出会いは、高校の物理室でした。確か、トリオのオシロスコープがあったように記憶しています。高性能の輸入計測器を見たのは、大学の実験室にあったHP(現・アジレント)でした。
その後、輸入計測器を扱う会社に就職しました。最初に扱ったのは、F社の高精度直流電圧発生器で、精度が20ppmでした。ppmという単位を教わりました。
つぎは、K社の微小電流測定器でした。pAとかfAの単位を覚えました。リーク電流を抑えるのにサファイアを絶縁物に使っていたのに驚きました。さらに、微小電圧測定器でnVという単位を扱い、熱起電圧を実感しました。
さらに、V社の放射線計測器、S社の振動 騒音測定器、FFTアナライザーを扱い、半導体試験器、ネットワークアナライザーと、次々に経験しました。さらに、 初代管理責任者となりIEC17025を取得しました。

 修理技術・ポリシーについて →→ここをクリック!

 

最近購入した計測器

菊水電子 電子負荷装置(Electronic Load) PLZ72W http://susumu-oiso.blog.so-net.ne.jp/2013-05-03

TEKTRONIX P6201 アクティブ(FET)プローブ http://susumu-oiso.blog.so-net.ne.jp/2013-05-10

TEKTRONIX 577-D1 w/ 177 カーブトレーサー http://susumu-oiso.blog.so-net.ne.jp/2015-06-13

EXACT 605 Programmable Waveform Generator  http://susumu-oiso.blog.so-net.ne.jp/2016-12-23

HP 8601A Generator sweeper  http://susumu-oiso.blog.so-net.ne.jp/2017-04-05

アジレント 82357B USB/GPIBインタフェース http://susumu-oiso.blog.so-net.ne.jp/2017-04-18

 

Keithley 610C Electrometer
懐かしさでKeithley 610C Electrometer を購入しました(2013年1月)
keithley_610c_1.jpg
一応は正常に動作していますが、例によって(お約束どおり)、オフセット電流(OFFSET CURRENT)が、規格値では<5x10^-15Aですが、1x10^-12Aと大幅に増えていました(1x0.1x10^-11A)。
テフロン製の入力コネクターや内部絶縁端子などを徹底クリーニングしましたが、ほんのわずかしか下がりません。ほこりや、湿気の影響ではないようです。
現役のころ、この610Cの修理も行ったことがあります。やはりオフセット電流が多い場合、フレオン洗浄後、デシケーターに入れて乾燥させていました。さらにガラス製デシケータ内を真空ポンプで引く場合もありました。
Electrometerの命というところですが、古いのでやむを得ないところです。
ここまでオフセット電流が多いのは、初段のMOS FETのリーク(不良)と断定できます。でも、このFETはKeithley社で選別しているものなので、もはや入手はできないでしょう。それに、pAの電流を測定することもないので、ほっておきましょう。
一応、610Cの動態保存になりますね。

詳細はここ
のblog。

 

TEKTRONIX TDS2012 デジタル・ストレージ・オシロスコープ
テクトロニクス製 TDS2012 デジタル・ストレージ・オシロスコープ を購入しました(2012年10月)

広帯域オシロ、小型オシロ、などなど、何台ものオシロを使っていると、わたしのアプリケーションでは、軽量コンパクトでファンの付いていないオシロを使うことが、ほとんどです。
そこで、コンパクトで通常の画面サイズのオシロが欲しくなりました。そこで、目に入ったのが、TDS2012です。もちろん、メーカーはテクトロニクス。昔から、トリガーのかかりやすさが優秀(最重要)なことで有名です。
しかも、TDS2012は、カラー表示画面、100MHz帯域と、使いやすそうです。さらに、標準でFFT機能が付いていることも魅力。
校正日付が、Nov.2003になっているので、このころの製造と思われます。 型番の2012と購入年2012が同じなのは、何かの縁でしょうか。

詳細は 、わたしのblogを参照してください。

 

WAVETEK 271 Function Generatorwavetek_271.jpg
eBayオークション で購入しました(2012年9月)。

詳細は、blogを参照してください。











 

Fluke 8842A Digital Multimeter
 

ヤフー
オークション で購入しました(2011年5月)。

今度は、直流電圧/電流測定器と言えば、なんと言おうと、Fluke!ということで、FlukeのDMMを購入しました。

詳細は、blogを参照してください。






 

 

ZX21 Decade Resistance Box (ダイヤル可変抵抗器)
eBayオークション で、Decade Resistance Box ZX21を落札(購入)しました(2011年3月)。
ZX21_3.jpg
運賃込みで$89.99でした。ケースと一体化されているスイッチと、ボビン型の巻線抵抗器で、旧式なデザインです。
Decade Resistance Box
(ダイヤル可変抵抗器) といえば、横河電機製ですが、非常に高価なので、今回は中国製を購入しました。
H.P.3478A Digital Multimeterを使って精度を確認しましたが、予想以上に高精度でした。カタログ・スペックを十分満足しています。
(ただし、3478Aの校正をしていないので、断定できません。結果は3478Aの精度がスペック内の場合です。しかし、2機種が同じにずれる可能性が少ないことを前提に すると、結果は信用できそうです。)

x10kレンジで、規格が0.1%に対し0.03%でした。
x1kで規格が0.1%に対し〜0.01%。
x100で規格が0.5%に対し〜0.1%。
x10で規格が1%に対し〜0.5%。
x1で規格が2%に対し〜0.5%。
x0.1で規格が5%に対し〜1%。
(4端子測定。専用端子使用。)

 

H.P.製 4328 MILLIOHMMETER(ミリオームメーター)
Yahoo!オークション で、H.P.(Agilent)製 4328A MILLIOHMMETERを落札しました(2011年3月)。

とりあえず、http://susumu-oiso.blog.so-net.ne.jp/2011-03-20 を参照!!

電流計の0.5級分流器(シャント抵抗)を購入して、10mΩレンジや1mΩレンジの低レンジの校正を行う計画です。

 

H.P.製 6114A Precision Power Supply 0-20V/2A 20-40V/1A 40W(高精度直流安定化電源)
Yahoo!
オークション で、H.P.(Agilent)製 6114A Precision Power Supply 0-20V/2A 20-40V/1A 40W (高精度直流安定化電源)を落札しました(2011年3月)。
H.P. 6114A 高精度直流安定化電源
とりあえず、http://susumu-oiso.blog.so-net.ne.jp/2011-03-10 を参照!!。

 

H.P.製 Z3805A GPS Frequency/Time Receiver(周波数標準器)
eBayオークション で、H.P.(Agilent)製 Z3805A GPS周波数標準器を落札しました(2011年1月)。
ThunderBolt GPS周波数標準器ではまってしまい、 Z3850Aを、しかも2台も入手してしまいました。

今度購入した、H.P. Z3805A も、中国の携帯電話の基地局で使われていたシステムの更新時期に関連してか、eBayに中国から出品されたものを購入しました。
日本のYahoo! Auctionでは、¥6万円前後で落札されているのですが、それを運賃込みでも半額程度で購入できました(付属品なし)。勿論、心臓部のOCXOは、ダブル・オーブンVCXOのHP 10811-60165 Crystal Oscillatorです。
本体価格$250.00+DHL運賃・梱包$80.00+消費税・手数料:¥1,285です。
(でも、同年2月5日に、計18台がすべて落札されました……残念)

H.P.の測定器は、学生の頃から憧れの的でした。大学の研究室にも1台ぐらいしかありませんでした。勿論、就職したT通商には、商社と言うことも有り、テクトロをはじめとして、H.P.の測定器もあふれていましたが、大手電機メーカのエンジニアにとっても、憧れでした。
なんといっても、安定度が良く、精度(確度)・性能が余裕をもって規格を満足していました。
例えば、ポリプロピレン・コンデンサーの損失を測れるのは、HP 4275Aぐらいです。 オーディオで使うコンデンサーは、容量の精度より、損失の多い少ないが重要になります。
それに、高級な部品を、沢山使っていました。エポキシの基板で、パターンには金メッキが掛かっていました。金メッキは必要ないにしても、「ここまで、金をかけているんだぞ。ましてや、部品だって最高級のものを使っているんだぞ」と、言いたげでした。

それが、中古とは言え、個人で購入できるのは、インターネットやオークションのおかげです。
さて、Z3805Aをパソコンからコントロールするために、RS-232Cインターフェースで接続しましたが、まったく、コントロールできませんでした。
ネットでいろいろ調べたのですが、Z3805Aの取扱説明書や技術資料がほとんどありません。そこで、兄弟機であるZ3801の取扱説明書を見て、Baud Rateを19200に設定しました。
これが、大きな勘違いでした。なぜ、同じBaud Rateと思い込んだのか不思議ですが、これで、丸1日奮闘しました。やっと、兄弟機でも同じとは限らないと気づき、Baud Rateを9600に設定しました。
これで、何もなかったように動作しました。
相変わらず、思い込みと勘違いの多いこと!

RS-232C設定値----
 Baud Rate:9600
 Data bits:8
 Stop bit:1
 Parity:none
 Flow:none でした。
 ケーブルは、DB9Pメス-DB25Pオスのクロス です。

ソフトウェアは、ネット上に公開されている、無償のZ38XXを使いました(satstatの機能をカバー)。
それと、同じく無償のsatstatソフトウェアを使いました(登録が必要です)。

BS-IF用 分配器と、同ブースターを使って、1基のアンテナで、3台のGPSレシーバー動かす、ローコスト・GPSネットワークを稼動してます。
詳細は、http://susumu-oiso.blog.so-net.ne.jp/2011-02-12 参照!
 

 

Trimble ThunderBolt GPS周波数標準器
Trimble_Thuderbolt
Yahoo!オークションで、Trimble ThunderBolt GPS周波数標準器を落札しました(2010年6月)。
ルビジウム発信器の導入と、Antelope Audio製 OCX マスタークロックジェネレーターの購入にあわせ、どうせならセシウム原子時計相当の精度を持った発信器が欲しくなりました。

GPSはカーナビで有名ですが、このGPS衛星からは、GPS 時刻というセシウム原子時計からの正確な時刻情報が発信されています。このGPS時刻から得られる1PPS (1秒間に1個のパルス信号) も同じ精度です。
そこで、比較的安定な10MHz OCVCXO (Oven-Controlled Voltage-Controlled X'tal Oscillator:恒温槽付電圧制御水晶発振器)を用意し、GPSからの1PPS信号でフェーズ・ロックをすると、GPSのセシウム原子時計と同等の10MHz 信号が作成できます。
この方式を使った業務機用マスタークロックシステムは非常に高価で、数百万円します。

数百万円もするものは買えませんが、最近、ルビジウム発信器と同じで、中国の携帯電話の基地局で使われていたシステムの更新時期となった2008年秋頃から大量に安く、中古市場に出回りだしました。電源とアンテナ込みで2万円程度です(写真)。

GPS周波数標準器の記事は、http://susumu-oiso.blog.so-net.ne.jp/2010-06-07

 

 

DATUM製  LPRO ルビジウム発信器(Rubidium)
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Yahoo!オークションで、DATUM製 LPRO ルビジウム原子発信器(Rubidium)を落札しました(2010年4月)。
ルビジウム発信器は、周波数の標準原子発信器で、正確無比ですが非常に高額のためアマチュアの憧れの的でした。せいぜい、技術センターの標準器室で見れるぐらいのものでした。これを越える発信器は、GPSに積み込まれている、セシウム発信器しかありません。
最近、中国
でCDMA方式の携帯電話中継器を同期するのために使われていたのが、中継器の世代交代で放出され、ヤフオクでも安く(¥2万円前後)買えるようになりました。これなら、アマチュアのポケットマネーで買えます。
それに、ルビジウムは周波数標準器としての使い方と、オーディオでのマスタークロックジェネレーターの基準発信器としても使えます。
ルビジウム発信器自体は、写真のように、弁当箱のような単なる金属ケースにコネクタが付いたものです。それと、電源とLEDランプとをアルミ・ダイキャストのケースに入れま した。さらに、コモンモード・フィルターや、パーマロイ・シールドも組み込みました。

ルビジウム発信器の記事は、
http://susumu-oiso.blog.so-net.ne.jp/2010-05-02
 

 

ヒースキット(Heathkit)製 IM-1202 デジタル・マルチメーター(DMM)
Heathkit IM-1202 DMM
Yahoo!オークションで、ヒースキット(Heathkit) IM-1202 デジタル・マルチメーター(DMM)を落札しました(2010年3月)。

一時、計測器のコレクションを中断していましたが、またまた、欲望が再燃してきました。
若い頃は、欲しくても高額のため購入できませんでしたが、最近は、古いために中古品が安く入手が出来るようになりました。
ヒースキット(Heathkit)は、テクトロ(Tektronix)、H.P.(Hewlett-Packard)、フルーク(Fluke)、ケースレー(Keithley)など等についで、有名な計測器メーカーです。
今度は、IM-1202 デジタル・マルチメーターを購入しました。DMMが欲しかったと言うより、ヒースキットの製品が欲しかったのです。本来なら、トランシーバーなどが良いのですが、邪魔にならないサイズのものを選んだら、IM-1202になりました。
これは1974年製で、性能は2.5桁表示!。今どきなら¥1,000で買えるDMMよりも下です。しかも、Nixi Tube(ニキシー表示管)を使用しているので、消費電力も大きく、AC100Vが必要です。
中身は、ICやNixiにはソケットを使い、ヒューズホルダーは金メッキ、プリント基板はエポキシ製と、金の掛かった造りになっています。内部は非常に綺麗な状態で、製造時の状態を保っているように感じました。

コレクションですから、使う当て当ては無いのですが、一応動作しています。やはり、可動状態でのコレクションにしたいですネ。
 

 

National Instruments製 NI−488.2 PCMCIA−GPIB インターフェース

Yahoo!オークションで、National Instruments (日本ナショナルインスツルメンツ)のPCMCIA-GPIBカードを 落札しました(2009年11月)。
なんと運賃込みの即決価格が¥660でした。運賃がEXPACK500なので、PCMCIA-GPIBは¥160と言うことになります。思わず、落札してしまいました。 きっと、出品者の設定ミスでしょうね!
何と言ってもGPIBインターフェースは、NIです。安心して使えます。
使い勝手からいくと、GPIB-USB-HSが良いのですが、未だ現役のため安く入手できません。

早速、HP 3478A MULTIMETERをコントロールしてみました。手軽には、NI製のGPIBエクスプローラ(MAX)を使う方法です。
もう一つは、自作のMicrosoft Excelのマクロを使った、自動計測ソフトウェア"GPIB_datalogger.xls"の使用です。でも、このソフトはあまりに多機能に作ったため、久しぶりに使おうと思ったら、使い方がわからなくなっていました。ヘルプファイルを読むことからのスタートになりました。

関連blogページはココ! 。PCI-GPIBはココ
 

 

BEHRINGER製 DSP8024 ULTRA CURVE PRO イコライザー

eBayオークションでBEHRINGER DSP8024 ULTRA CURVE PRO EQUALIZERを入手し、夢中になっていました。DSP8024は、一言で言うと、リアルタイムアナライザー付きの 31 バンドグラフィックイコライザーです。すでに、製造中止になっている機器なので、中古を探すしかありませんでした。(2007年9月)
DSP8024 DSP8024.jpg
入手したDSP8024のFirmware(EPROM)バージョンV1.2を、V1.3にアップしました。Firmwareのバージョンアップは、パソコンソフトのバージョンアップと異なり、手間が掛かります。最初のステップは、インターネットで、最新版のソフトウェアを入手します(これは同じ)。次に、Firmwareの 書かれているEPROM-ICの型番を調べ、入手します。EPROMはM27C256-15(150nSアクセスタイム)で、秋月電子で入手できました。V1.2の書かれたEPROMに上書きすることも出来ますが、 失敗したときに元に戻せるように、新しいEPROMを購入し書き込みます。
次に、このEPROMにソフトを書くためには、PROM Programmerが必要ですが、持っていないため、やはりインターネットを検索し、"EPROM書き込みサービス"を探します。そこに、書き込みを依頼します。V1.3が書き込まれたEPROMをDSP8024に取り付けます。EPROMはソケットに付いているため、半田付けなどは不要です。

これで、WINDOWS版 ULTRA-CURVE DESIGN 1.0 EDITOR SOFTWAREが、使えるようになります。つまり、パソコンからDSP8024を、MIDI経由でリモート・コントロールが出来ます。また、パソコン上にリアルタイムアナライザー結果の表示が出来ます。但し、パソコンにはMIDIインターフェース(M-AUDIO DELTA Audiophile 2496を使いました)や、MIDIケーブルが必要です。また、DESIGN 1.0 EDITOR SOFTWAREが2001年に作られたためか、WindowsXpでは動きません(MIDIデバイスの指定が出来ません)。私は、Windows2000で動作させました。

なお、ULTRA-CURVE DESIGN 1.0 EDITOR SOFTWAREですが、当時、ファイル名 "DSP8024WinEditor10Final.zip" でBEHRINGERサイトからダウンロードできていました。 現在、このファイル名(フル)をyahooで検索するとヒットしますが、BEHRINGERのサイトではないので、自己責任で!!(May.2008)。
"WARNING: BATTERY LOW."の表示が出たので、バッテリーバックアップ用の電池を交換しました。リチウムCR2032電池で、取説によると3年寿命とのこと 。当然、設定値が消えてしまうので、値をメモってから交換すれば良かった、と悔やむのはいつもの事(Dec.2009)
 

 

テクトロニクス製 1240 ロジック・アナライザ
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テクトロニクス(Tektronix) 1240ロジック・アナライザを\10,000で購入しました(2007年2月)。
   強制空冷用ファンの回転バランスが壊れているのか、ものすごい騒音を出します。まず、このファンを交換しないと、電気を入れる気になりません。

ファンの型番から風量を調べると、山洋の109R1212H1071が代用できます。サイズもぴったしですが、電圧が12V用なので抵抗で4V下げます。

取説・回路図は、AA4DF's Radio/Electronicsから購入しました。…が、その後、http://www.bitsavers.org/pdf/tektronix/logicAnal/から無償でダウンロードできることがわかりました。  大失敗!!

………カメレオンUSBアナライザが便利なので、2010年10月に廃棄しました………
 

 

オプティマイズ製 カメレオンUSB ロジック・アナライザ
 カメレオンUSB
 オプティマイズ製カメレオンUSBにロジックアナライザ基板を組合せて製作するロジックアナライザを\8,980で購入しました(2007年2月)。製作といっても、キットなので部品、半田、ソフトウェアが用意さているので、半田付けをするだけです。
使い勝手を考え、別途、プラケースとプローブを用意 しました。ICクリップ(ミヤマMJ-033)、ミノ虫クリップ(テイシン電機C101)とミニバナナプラグ(TJ3A)をつけました(サトー電気で購入)。

@オプティマイズのサイトを参考に、基板を組み立てます。ただし、信号入力用のピンヘッダーは、L型の方がスマートに出来ます(サトー電気で購入)。
ACypress社のWebから、開発キット(EZ-USB_devtools_version_261700.zip)をダウンロードし、インストールします。
 ロジックアナライザを”使うだけ”でも、60MByteもあるファイルが必要です。この開発キットの中に、USBドライバがあります。
B…詳しい組み立てレポートが書かれたGan's blogがありました。

完成して、実際に使ってみると非常に便利です。本体のサイズが、単体のロジアナのプローブのサイズと同程度の大きさ。画面はフルカラーの24型WUXGAディスプレィ(=パソコンのディスプレィ) !。
 

 

テクトロニクス製 SG503 信号発生器 + TM503 電源モジュール
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テクトロニクス(Tektronix) SG503 信号発生器とTM503 電源モジュールを\11,100+\8,750で購入しました 。本格的なSGではありませんが、アマチュアが使うには、十分と思われます。(2007年1月)
"Frequency Range"スイッチに接触不良があったので、サービス・マニュアルを、BAMAからダウンロードし、修理しました。

SG503 主要規格:
 Frequency Range: 250kHz--250MHz
 Output Accuracy: +-0.7 LSD
 Amplitude Range: 5mV--5.5Vp-p @50Ω
 Amplitude Accuracy: 3%--5%


  ………作成中………なかなか時間が取れずに、筆が進みません。

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テクトロニクス製 TDS420 デジタル・オシロスコープ
テクトロニクスTDS420デジタル・オシロスコープ tek_tds420.jpg
テクトロニクス(Tektronix) TDS420  デジタル・オシロスコープ(ジャンク)を\31,000で購入しました(2006年10月)。
故障内容は、”電源は入るが表示でずで、さらに、傷へこみ有り”です。
まずは、マニュアルのダウンロード→Tektronix サイト(登録が必要です)。 サービスマニュアル、操作マニュアルがありますが、回路図は付属していません。なお、TDS420Aについては、日本語の操作マニュアルもありました。

この時期から、表面実装電解コンデンサ(写真:右)を使用し始めていますが、その封止技術が未熟だったため、液漏れが発生しています。最悪は、液漏れによる基板の腐食です。かなりリスキーな機器です。TDS500シリーズでも同様に発生しています。詳細はここのSERVICE TOPIC: TDS500 Series Capacitor Failuresで紹介されています。表面実装電解コンデンサ10μF35V

このオシロもコンデンサの液漏れが発生していました。10μ35Vを15個、33μ10Vを20個ほど交換しました。部品代は@\24X35。しかし、一部に半田の変色はあったものの、パターン切れは発生する前だったので、不具合は無く助かりました。 早目に交換しないとプリント基板のパターン(内層パターンを含め)を駄目にしてしまいます。

ほぼ同時に、電源が時々入らないと言う不具合が出てきました。時には、まったく電源が入らなくなります。早速修理と言いたいのですが、回路図がありません。いつもの様にWebサイトを探したのですが見つかりません。テクトロのサイトに掲載されているService Manualにも回路図は無く、Webで販売しているService Manualにも回路図はありません。この機種の回路図はテクトロニクスの方針で、公開されていません。
そこで、現物から回路図を作成することにしました。低電圧電源部だけなので、何とかなりそうですが、何故かあちこちがシリコンゴムで固められています。これは、フェライトコアーの固定の為のようですが、このおかげで配線図作成作業は大苦労です。何とか故障に関係のありそうな部分の図面が出来ました。

TDS420の電源部には、マグアンプ方式という可飽和コアを用いて電圧制御を行う回路を使用して、小型化を測っています。マグアンプ方式を用いてスイッチング電源の出力電圧制御を行うと、サイズ・効率・ノイズ・信頼性・精度の面で優れた特性が得られ、特に低電圧・大電流の回路(例:3.3V-5Aなど)でのコストパフォーマンスが優れます。

故障原因は、U501 LM324N Quad.OP-Ampの不良で-6.4V電源が過電圧になり、その結果保護回路が働き、電源が入らない状況でした。LM324Nは@¥50で購入できましたが、図面作成の人件費は莫大なものでした。
少量の部品購入はAuctionで購入するほうが部品単価は割高ですが、定形外郵便などの安価な方法で出荷してくれるので、結局安く上がります。 最近は、部品専門店の通販より、Auctionで購入することが多くなっています。

主要規格:
垂直軸
  帯域 150MHz
  感度 1mV/div〜10V/div
  チャンネル 4Ch、8bit
  入力R//C 1MΩ//15pF , 50Ω
 水平軸
  サンプリング 〜100MS/s , 〜15,000Sample
  レンジ 1nS/div〜20S/div
 重量 8.6 kg

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日置電機製 3284 AC/DCクランプオン・ハイテスタ
日置電機3294クランプ型電流計 HIOKI_3284.jpg

日置電機製 3294 クランプ型電流計の中古を購入しました。\9,000でした。(2006年7月)

クランプ型電流計の安いものはAC電流しか測れませんが、3284はDCも測定できるのが特徴です。つまり、DC+ACも測定できるので、全波・半波整流の実効値やPeak電流を測定できます。また、電流のレベル出力、波形出力および周波数のアナログ出力が出来ます。
小さな電流を測る時は、簡単なコイル(電線をプローブに巻きつけるだけ)を作り、回路に挿入します。10回巻きコイルなら読み値を10分の1にします。
校正のときも同様で、1A程度の電源やDVMがあれば、20A、200Aレンジの校正が簡単に出来ます。
取扱説明書は、米国のサイトからダウンロードしました (英文)。

主要規格:
AC/DC/AC+DC電流 20/200A
AC/DC/AC+DC電圧 30/300/600V
モード Average/RMS/Peak
周波数 10/100/1000 Hz
確度 1.3%rdg±3dgt@DC,@AC
 

 

H.P.製 4436A Attenuator
H.P4436A Attenuator HP4436A.jpg

H.P.(Agilent)製  4436A Attenuatorを購入しました。ジャンク品扱いのため、\2,200でした。(2006年4月)

600Ωのバランス型です。
主要規格:
Maximum Attenuation  119.9 dB
Attenuation Increments 0.1dB
Input/Output Impedance 600 ohms balanced
Frequency Range dc to 1.0 MHz useable to 1.5 MHz
 dc to 1.5 MHz (0 to 110 dB)
 dc to 1 MHz (0 to 119.9 dB)
Maximum Input Power + 30 dBm (24.5 V max)

 

 

H.P.製 5328A Frequency Counter
H.P.5328AFrequencyCounter HP5328A_6.jpg

H.P.(Agilent)製 Frequency(Universal) Counterを購入しました。ジャンク品扱いの故障品のため、\5,700でした。(2006年4月)

故障内容は、電源が入らないとのことでしたが、実際には、内部の+3.5V出力が出ないだけでした。原因は+3.5V制御用トランジスタがソケットに正しく入っていなかっただけでした。FANが交換されてましたので、その際にリアーパネルを外し 、その時、トランジスタがソケットから抜けたと思われます。Ovenaire-Audio-Carpenterピン配置 ovenaire77-50.gif

さらに、10MHz基準周波数発生モジュールのバージョンが合わないため、モジュールに電源が供給されないため、発振しなかったものです(なんと不思議! この組み合わせでは動作しない!)。
現物は、Ovenaire-Audio-Carpenter 77-50 X-tal Oscillator module が、H.P.製のプリント基板に実装されていました。 モジュールの横には、周波数調整用のネジがあり、カウンターの上カバーを半分ずらすだけで調整できます。しかし、1/10Hzのあわせこみになると、非常に
デリケートなので、根気が必要です。

さて、サービス・マニュアル(BAMAからダウンロード)によると、Can Case入りのH.P.製X-tal Oscillatorが使われていることになっています(Opt 010 Oven Oscillator <High Stability Time Base>)。 このOptには、10811-60111 CRYSTAL OSCILLATOR が使われます。
OvenaireのX-tal Oscillatorは、Opt 010無しの場合に使われるようです。 おかげで、10MHz基準の精度、安定度が不明になってしまいました。残念!
でも、GPIB制御の出来る周波数カウンタが安く手に入りました。
この機器のGPIBプログラムの注意点は、最初にibwrtで"PF4G5S1357A217+000*B31+000*UR"という長い文字列をおくることです。さもないと、データを送ってくれません(ポイントはS13。PでDefault Settingに戻ります。)。

ルビジウム発信器を購入したので、それを基準に5328Aを調整・校正しました。10MHzで4Hzのずれでした。調整後は、 短期安定度が10の-9乗程度に収まっています。TCXO(Temperature Compensated Xtal Oscillator)のようです。(2010年4月)。

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NI製 NI−488.2 PCI−GPIB インターフェース
NI−488.2 PCI−GPIBインターフェース NI-GPIB_card.jpg

Yahoo!のオークションで、National Instruments社のNI−488.2 PCI−GPIBインターフェース・カードを購入しました(2005年5月)。
ジャンク扱いだったので、NI-488.2ソフトウェアとドライバーCDもついて、¥3,200と安価でした。某有名レンタル会社の払い下げ品です。 なお、最新のドライバーソフトは、ここからダウンロードできます(要登録)。
同時期にGPIBケーブルもオークションで購入しましたが、これは新品と言うこともあり¥2,300もしました。
これで、DVMやデジタル・ストレージ・オシロからデータを吸い上げ、自動計測が出来るようになります。

まずは、HP 3478A Multimeterを接続。
NI製ソフトのクイックスタート・ウィザードにしたがって、”次””次”とクリックしていくだけで、データを取得できてしまいました。
”GPIB”が何かなどと言う知識は、まったく無しで、仮とは言えデータを取得できます。簡単!簡単!ドライバーCD NI-GPIB_cd.jpg
カードの取り付け、ソフトのインストール時間を含めても、ここまで約1時間でした。
次に困るのが、3478AのGPIBコマンドが、わからないこと!。そこで、インターネット検索。
アジレント(旧HP)のWebにコマンド・リストがありました。

PCMCIA-GPIBはココ

さらに、これを機会にGPIBのハンドシェーク資料を探しましたが、なかったので作成しました。
 

 

ICOM製 IC−R7000 + TV−R7000J 広帯域受信機 (TV/FM adapter付)

Yahoo!のオークションで、アイコム(ICOM) IC−R7000+TV−R7000J 広帯域受信機(中古)を購入しました(2004年12月)。
ICOM IC−R7000広帯域受信機IC-R7000_1.jpgジャンク品ではないのですが、不具合があった為安く落札できました。
Sメーターランプ切れと気温(部屋の温度)の高いときに長時間(1時間位)通電していると 音声が出なくなるそうです。これはR7000の弱点のようです。
機能はOKでした。本体の上面パネルには、傷がたくさんありますが、地の鉄板は出ていないので、錆はありません。
これで、久しぶりにアマ無線のワッチ(Watch)が出来そうです。

なお、熱対策として、本体内部にHDD冷却用小型ファンを振動防止用ゴムをはさんで取り付け、また、本体の裏側にCPU用ヒートシンクを取り付けました。 取付けには既存のねじ穴を利用し、いつでも元に戻せるようにしています。

和文取扱説明書はここをクリック!
英文サービスマニュアルはここをクリック!
Troubleshooting Guides: IC-R7000はここをクリック!
IC-R7000の弱点・改善・修理はここをクリック!

主な仕様:……第一電波工業D1300AMスーパーディスコーン D1300AM.jpg
 受信周波数:25〜999.9999MHz
         1240〜1300MHz
 受信可能電波形式:AM(A3), FM(F3), SSB(A3J)
 受信感度:(25〜1000MHz) FM 12dB SINAD -6dBμ(0.5μV)以下
                 SSB 10dB S/N  -10dBμ(035μV)以下
 寸法:263W x 110H x 276Dmm
 重量:約8Kg


受信 アンテナは、第一電波工業D1300AM スーパーディスコーンです(写真:右)。周波数範囲は25〜1300MHz。38mm径1200mm長のBSアンテナ用パイプで、建物の壁に取付けてます。
D1300AMの組立説明書はここをクリック!

 

テクトロニクス製 2225 オシロスコープ  <1号機>
テクトロニクス 2225オシロスコープ (tek2225.jpg)
テクトロニクス(Tektronix) 2225 オシロスコープ(中古)を購入しました(2004年11月)。
やはり、ジャンク品の購入です。スイッチ類の接触不良があったものの、機能はOKでした。傷、汚れもまったくありません。
よく観察すると、最大感度付近で電源投入直後、わずかながらノイズが出ています。電源デカップリング用電解コンデンサの容量抜けの為交換しました。

本器はテクトロ製といっても、50MHz帯域の普及型ですが、軽量・コンパクトでとても使いやすいモデルです。 強制空冷用のファンも無いため、とても静かで、家庭で使うには最適です。
なお、ハンドルとリヤー・ベッセルがはずされているので、前オーナーはラックマウントで使用していたようです。

 修理技術・ポリシーについて →→ここをクリック!

 プローブの位相調整(補償)について→→ここをクリック!


主な仕様:……
 垂直軸
  帯域 50MHz/7nS
  感度 5mV/div〜5V/DIV(500uV@x10)
  機能 CH1,CH2,CH2-Invert,add,X-Y
  入力R/C 1MΩ//25pF
 水平軸
  掃引速度 0.05uS〜0.5S/div. X5, X10, X50 MAG to a maximum of 5 ns/div
 寸法 W 380, H 138, D 440 mm
 重量 6.9 kg

データーシート:…PDFファイルはこちら(189kB,PDF)!

 

テクトロニクス製 2225 オシロスコープ  <2号機>

テクトロニクス(Tektronix) 2225 オシロスコープ(中古)の2台目を購入しました(2009年5月)。
やはり、故障(ジャンク)品の購入です。 そもそもは、1台目(1号機)の2225のハンドルとリヤー・ベッセルを入手するためでした。しかし、2号機の程度が良いので修理することにしました。
故障状況は、X軸、Y軸共に、波形が歪みます。写真-左下は、Ch.1が無入力、Ch.2がCal波形の時です。写真-右下は、歪んでいる場所を明確にするため、 周波数の低い三角波を入力しています。スイープ速度を変えても、歪んでいる場所は変わりません。

左の写真を一見すると、電源リップル不良に感じますが、右の写真で見ると物理位置に歪があります。実際は、CRTの不良でした。テクトロのオシロでCRTが不良になるとは思っても見ませんでした。多分、落としたかなにかで内部電極が変形したのかもしれません。

CRTの交換は、非常に簡単でした。
 @ケースから、中身(本体)を取り出す
 Aフロントパネル上のCRTベッセルの止めネジ2本を外す
 B高圧ケーブルを外す
<警告>
 CCRTソケットキャップを外す
 DTrace Rotation用コイルの半田を外す
 ECRTごとシールドケースを持って、前に引っ張る
以上でした。
なお、取り付けるときは、上記の逆の作業をしますが、挿入時にCRTソケットが後ろにずれるので、後ろからソケットを押し込みます。
  <警告>電源を切っても、CRT内部に15kVの高電圧が残っています。 CRTのアースを外す時やアノードキャップを外す時、高圧ケーブルを外す時などの高圧回路の作業は十分注意してください。自己リスクで!。

 

ADEX製 AX−222 デジタルLCRメーター

Yahoo!のオークション
で、ADEX AX−222 デジタルLCRメーター(中古)を購入しました(2004年10月)。
やはり、ジャンク品の購入です。ADEX AX−222 デジタルLCRメーター (Adex_AX222.jpg)
LCRメーターは2台目ですが、本器は測定周波数が1kHz固定です。しかし、HP4275Aと比較して、精度は若干悪いものの、測定範囲がCで1999μFまでと広範囲です。
何と言っても、小型軽量なのが嬉しいですネ。
それでも、簡易型と異なり損失(D)も測定できます。(しかし、オーディオ用ポリプロピレン・コンデンサの測定には性能不足)
ジャンク品でしたが、ヒューズが飛んでいただけで、ヒューズ交換だけで完動品になりました。
購入時についていたヒューズは0.3A定格のものですが、この定格は200V使用の場合であり、100Vで使用する場合、0.5Aヒューズを使わなければいけません(背面パネルのラベル表示)。多分、200Vで使用していたものを100V用に切り替えたものの、ヒューズを交換しなかった為にジャンクとなったようです(勿体無い!)。
生産ラインの自動選別用に、コンパレータによるGO/NO-GO表示出力機能が付いています。容量については、Low-Limit/High-Limit、DはHigh-Limitが指定できます(個人用途にはまったく不要の機能です)。

主な仕様:……
 測定範囲および確度(23℃±5℃) 
 L: 0.1μH〜199.9H ±(0.5% of rdg+2digit) Typ.
 C: 0.1pF〜1999μF ±(0.3% of rdg+2digit) Typ.
 R: 1mΩ〜1999kΩ ±(0.3% of rdg+2digit) Typ.
 D: 0.001〜1.999 ±(0.5% of rdg+2digit) Typ.
 測定周波数: 1kHz±5% 
 サンプリング時間: 約10回/秒
 外形寸法: 約330(W)×85(H)×245(D)mm 
 重量: 約3kg

 

テクトロニクス製 2430 デジタル・オシロスコープ
テクトロニクス2430 デジタル・オシロスコープ (tek_2430.jpg)
Yahoo!のオークションで、テクトロニクス(Tektronix) 2430 デジタル・オシロスコープ(中古)を購入しました(2004年10月)。
やはり、ジャンク品の購入です。
2430型は、校正定数およびフロントパネルスイッチの設定値がNVRAMに保存されます。
NVRAMと言っても、SRAMをリチウム電池(LTC-7P "Battery Keeper")(BT800)でバックアップしています。この電池は3年以上の寿命ですが、実際には20年以上もっています。万が一、寿命がくると、電源ON時のセルフテストで、「NVRAM CHK-SUM ERROR」になります。不用意に基板間接続ケーブルを外す事でも同様になります。
データ保存用SRAMは、1〜2日保存できれば良いので、スーパーキャパシタ〔電気二重層コンデンサ〕(C896)でバックアップしています。これにより、アナログのストレージオシロのように、電源OFFでも波形を120時間(@25℃)以上保存できます。
注意点は、大型の強制冷却ファンの回転音が大きいことと、修理のときにケースから出して電気を入れると風の流れが変わり、CCDがオーバーヒートして壊れてしまうことです。CCDはもはや入手が非常に困難です。

まずは、サービス・マニュアルの入手から始まります。今回はAA4DF's Radio/ElectronicsからPDF(CD)版を$15.80で購入しました。ここのメリットは、中分解能のマニュアルはWebからdown-loadし、高分解能のマニュアルはCDに入れ航空郵便で送られてきます。つまり、とりあえず必要な内容がすぐに使えることです。
C896(1Farad Capacitor)を交換し、簡単な内部校正/外部校正で機能が回復しました。Self Testも無事Passしました。C896は若松通商で¥189でした。偶然にも、純正部品と同じ松下製のGoldCap5.5V/1Fコンデンサでした。SONY-TEKTROの組立なので国産部品を使用しています。
2430の校正には、Self CalibrationとExternal Calibrationがあります。前者は、メニューから選択するだけで自動で行われます。後者は、外部から、0,2V,2V,20Vの直流電圧を、画面指示どおりに入力するだけと、非常に簡単です。スーパーキャパシタ (super_cap.jpg)

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主な仕様:……
 垂直軸
  帯域 150MHz/2.5nS
  感度 2mV/div〜5V/DIV
  最高サンプリング速度 100MS
  記録 1024pt/8bit
  機能 CH1,CH2,CH2-Invert,add,X-Y
  入力R/C 1MΩ//15pF
 水平軸
  掃引速度 5nS〜5S/div
  精度 0.01%

 

実験用 直流安定化電源 各種

直流安定化電源(dc_power_supply.jpg) Yahoo!のオークションで、実験用の直流安定化電源を購入しました(2004年9月)。今回の購入は3台1式なので、都合4台の電源が集まりました!!


◎直流安定化電源@
 METRONIX CMT 6-18
 出力:0〜6V 5A, 0〜±18V 2A, w/Current Limit, Crowbar*
 LCD型出力電圧モニタ、LCD型出力電流モニタ
 強制空冷ファン付
 *Crowbar:操作・設定ミス、万が一の故障のときに、負荷として接続されている機器を保護するための過電圧防止回路。出力端子を瞬時にショートし、電源を落とします。

◎直流安定化電源A、B
  昭和電子工業 (Showa Electronics) 341
 出力:0〜-6V 0.5A, 0〜+12V 2A, 0〜±20V 0.5A
 LED型出力電圧/電流モニタ
  "Prove"端子で、外部直流電圧測定可能(自動切換)。
 温度センサーは取り外しができ、遠隔場所の測定可能
 (うち1台をオークションで売却しました)

◎直流安定化電源C
 ALINCO DM-130MV
 出力:2〜15V 32.5A
 メーター型出力電圧モニタ、メーター型出力電流モニタ
 ON/OFF制御付き強制空冷ファン付、<回路図

 

テクトロニクス製 314 ストレージ・オシロスコープ

テクトロニクス(Tektronix) 314 ストレージ・オシロスコープ(中古)を購入しました(2004年6月)。
オシロも計4台になると、購入理由もなく、単に欲しかったからです。テクトロニクス314 ストレージ・オシロスコープ (tektro314.jpg)
テクトロ製だとストレージ・オシロスコープで、日本製だとメモリー・シンクロスコープと言うのが面白いですね。

主な仕様:……

 垂直軸
  帯域/立ち上がり時間 10MHz/35nS
  感度 1mV/div〜10V/DIV ±3%
  機能 CH1,CH2,CH2-Invert,Chop,Alt,add,X-Y
  入力R/C 1MΩ//47pF 
 水平軸
  掃引速度 1uS〜5S/div, x10Magni.(100nS)

データーシート:…PDFファイルはこちら(89kB,PDF)!

とりあえず必要は無いのですが、サービス・マニュアルの入手をしておきます。今回はQserviceからCD版を購入しました。送料を含めてUS$17.78でした。

さて、最近はオシロスコープを使う人が減った為か、オシロ用のプローブの補正方法を知らない人がいるようです。詳しい説明の書かれたサイトを見つけました。オシロやプローブを購入したら、必ずプローブの補正をしてください。また、波形測定時の、プローブのグランド線の影響については、このサイトに紹介されています。

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東芝製 10M33 ミニ メモリー・シンクロスコープ東芝10M33 ミニ・メモリー・シンクロスコープ (10m33.jpg)

Yahoo!のオークションで、東芝(東京電子) 10M33 ミニ・メモリー・シンクロスコープ(中古)を購入しました(2003年9月)。
故障品なので、¥5,000でした。超小型でストレージ付きのため購入(何かと理由を付けないと気がすまない性質です。あるいは、無駄遣いで後ろめたいのか?)。
さて、この機種はマイナーなのと、1973年製(電源コードによる)と古いため、資料がまったく手に入りません。

さらに、ストレージ管というCRT!。ヒーターは点灯しています(まずはラッキー!)が、ビームが出ません。CRTのバイアスがおかしいようですが、この辺は高圧がかかっているので、要注意(感電より測定器を壊すのが怖い)。……修理には手間がかかりそうですが、この時代の製品はディスクリート部品を使用しているため、部品は手に入りそうです。最近の製品に使用されているカスタムICは、部品入手が困難です。

まずは、ストレージ管の勉強から!!!右図が動作原理。storage_tube.gif)CRT_Bias.gif

故障箇所は次のとおりでした:
@Writing Section(非ストレージモード)が不良でした。Q703 2SA781(@\80)の不良で、アンブランキング回路が動作しないため、ビームが光りませんでした。
A修理中にビームが光りっぱなしになってしまいましたが、D714,D711,D712 05Z82 82Vツェナーダイオード不良でした。なんと82Vもの高圧ツェナーダイオードが世の中に存在していたことを知りました(現在は製造中止のため、68Vと15Vを直列接続です(@\63))。この為、8.2Vのツェナーに交換してしまったため、気づくのに時間がかかってしまいました。右図のバイアスレベルを眺めているとき、やっと閃きました。
B横軸のリニアリティ不良は、水平アンプのQ323 2SC1566(@\150)不良でした。
Cその他、スイッチ類の接触不良がありましたが、いつものCRC556で洗浄しました。

故障箇所が多かった為、図面作成も含め、修理にかなりの時間がかかってしまいましたが、おかげで大変に勉強になりました。……チャンチャン

修理の際に作成した、10M33の回路図 P−1、 P−2、 P−3を表示します。
 なお、この回路図は修理に際し、必要な部分のみを作成したものです。間違いなどの可能性もあります。使用に際しては充分注意願います。

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??製 2連ロータリー アッテネータ 1〜80dB 50Ωロータリー アッテネータ 1〜80dB 50Ω (Attenuator_50ohm.jpg

Yahoo!のオークションで、2連ロータリー アッテネータ 1〜80dB 50Ω(中古)を購入しました(2003年7月)。
製造メーカー不明の、10dB 7ステップと1dB 10ステップの2連アッテネータです。
2台セットで、1〜80dBを1dB刻みで可変できます。
インピーダンスは50Ωです。
周波数帯域はせいぜい144MHzです。アマチュア用には十分な性能です。
主な用途は、Function Generatorの出力を絞るためです。


 

日立電子製 VG−4429 Function Generator/Counter

日立電子製 VG−4429 Function Generator/Counter(中古)を購入しました(2003年4月)。日立電子VG−4429 Function Generator/Counter (VG-4429.jpg)
故障品なので¥5,750円で落札できました。1997年製造品。
基本はファンクションジェネレータですが、周波数カウンターを内蔵しているので、発信周波数を正確に合わせることが出来ます。しかし、本格的な周波数カウンターとことなり、周期測定ではないので、分解能は不足ですが、アマチュアには十分の性能です。
故障箇所は、終段アンプのPNPトランジスタのCE間ショートでした。トランジスタ交換で修理完了です。
本器はなんとマレーシア製、取扱説明書は英文を翻訳したような言い回しの日本語です。

主要スペック:
・周波数範囲 0.2Hz〜2MHz(7レンジ)
・出力波形 正弦波、三角波、方形波、パルス波、CMOS波
・機能 Sweep、AM、FM、VCF
・最大出力振幅 >20Vpp(オープン)、>10Vpp(50Ω)
・減衰器 20dB±1dB at 1kHz
・DCオフセット <−10V〜>10V(オープン)
・デューティ比 1:1〜10:1
・ディスプレィ 5桁、0.3インチ、LED
・正弦波 歪<1%、フラットネス<0.1dB
・三角波 直線性>98%
・方形波 対称性<2%、立上り立下り時間<120nS
・Sweep Sweep幅1000:1、Sweep時間0.5秒〜30秒、モードLIN/LOG
・振幅変調 変調度0〜100%、変調周波数400Hz(INT) DC〜1MHz(EXT)
・その他 寸法230(幅)X95(高)X280(奥行)  重量2.2Kg

VG−4429の和文取扱説明書(pdf)は、→→ここをクリック!

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アドバンテスト製 TR5822 Universal Counter

Yahoo!のオークションで、アドバンテスト TR5822 Universal Counter(中古)を購入しました(2003年4月)。
フロントパネルに欠けがあるので¥6,450円で落札できました。1994年12月製造品。アドバンテストTR5822 Universal Counter (TR5822.jpg)
最近になってGPIB I/Fが故障していることに気づきました。
修理時に、このI/Fに使われているMOSTEK製MK3870/MK38P70のDataSheetを、やっと見つけましたので、UpLoadしました。

ルビジウム発信器を購入したので、それを基準にTR5822を調整・校正しました。10MHzで12Hz程度のずれでした。調整後、3Hz程度の 短期ドリフトがあります(2010年4月)。Xtalもキャンケースの安いもののようです。

主要スペック:
・周波数測定範囲:測定確度
 FREQ A:10Hz〜120MHz: ±1カウント±基準時間確度
 FREQ B:1mHz〜50MHz: ±(トリガ誤差/測定周波数)±1カウント±基準時間確度
・入力感度 INPUT A/B 25mVrms DC〜100MHz
                 55mVrms 100MHz〜120MHz
・周期測定 20ns〜1,000s
・時間間隔測定 200ns〜1,000s
・周波数比測定 DC〜50MHz
・積算計数 DC〜50MHz
・基準時間
 内部基準周波数 10MHz
 周波数安定度 ±0.5ppm/月
 温度特性(0℃〜40℃) ±5ppm
・GP-IB ---- あり(TR5822,TR5823)
・外形寸法 約240(幅)、88(高)、280(奥行)mm 約4kg

 

H.P.製 3478A Digital Multimeter

H.P.3478A Digital Multimeter (HP_3478A.jpg)Yahoo!のオークションで、Hewlett-Packard (H.P.)(現・アジレント) 3478A Digital Multimeter(中古)を購入しました(2003年3月)。
動作未確認品ということで、¥12,750で落札できました。フロントパネルには、03年10月まで有効のNEFEの校正シールが貼ってあります。さすがにH.P.製だけあって精度も良さそうです。(正確に精度確認できないのが残念ですが、精密抵抗などでチェックした結果は良さそうです。)

私の持っている ハンドヘルドのDMMで0.3%(DCV)、据置型DMMで0.03%精度ですから、かなり高精度のDMMです。表示桁数といい、ハンドヘルドとは一味違います。
主要スペック:
・3.5桁、4.5桁、5.5桁表示切替
・DCV、TrueRMS、ACV、抵抗、DC電流、AC電流
・HP-IB I/F

DC電圧精度 30mVレンジ 0.025%+40digit
 300mVレンジ 0.004%+4digit
 3Vレンジ 0.003%+2digit
 30Vレンジ 0.004%+3digit
 300Vレンジ 0.004%+2digit
AC電圧精度  3V〜30Vレンジ 0.20%+70digit(100--20KHz)
抵抗測定精度  0.0035%+2digit(3kΩ-300kΩ)
DC電流精度  300mAレンジ 0.11%+40digit
 3Aレンジ 0.14%+6digit
AC電流精度  300mAレンジ 0.72%+163digit(1K--10KHz)
データシート: ページ1(150KB・PDF) ページ2(173KB・PDF)

アジレント(H.P.)3478Aのマニュアル類が、Webにあります。
検索結果のページ:
http://www.home.agilent.com/agilent/facet.jspx?kt=1&cc=US&lc=eng&k=3478A
3478A 取扱説明書(日本語):
http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/03478-90405.pdf
3478A Multimeter Operator's Manual:
http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/03478-90009.pdf
3478A Digital Multimeter Service Manual:
http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/03478-90008.pdf
 

 

TRIO製 VT−106 Audio SSVM
TRIO VT−106 Audio SSVM (VT-106.jpg)
TRIO(現・Kenwood) VT−106 Audio SSVM(Solid State AC Volt Meter)(中古)を購入しました(2003年3月)。古いものということで、¥110でした。フロントパネルに塗装はがれがありますが、完動品です。
オーディオ測定は、FFTソフトを使えば良いのですが、SSVMは高感度とオーバーオール値が簡単に測定できるので、便利です。…ム……やはり、収集趣味?

主要スペック:
・測定範囲 20μV〜300V(5Hz〜500KHz)
・レンジ 12レンジ 0.001V(−60dB)〜300V(+50dB)
・増幅器Gain 66dB
・外形寸法 158mm (W) x 195mm (H) x 215mm (D)
・重量 2,7 kg



 

松下通信工業製 VP−725A RCオシレータ

松下通工VP−725A RCオシレータ (VP-725A.jpg)Yahoo!のオークションで、松下通工 VP−725A RCオシレータ(中古)を購入しました(2002年10月)。
ジャンク品ということで、¥3,200で購入。故障箇所は、内部基板がソケットから抜けているだけで、再挿入で修理完了!。電源ケーブルが切断されていたので、ケーブル取付けをしました。
RCオシレータの特徴は、サイン波の歪が少ないことです。
FFTソフトを使えば簡単に、高精度のサイン波が発生できます。
…ム……やはり、収集趣味?

主要スペック:
周波数範囲 10Hz〜1MHz 5レンジ
アッテネータ −40dB〜0dB 10dBステップ
出力 600Ω バランス/アンバランス




 

H.P.製 4275A LCRメーター

Yahoo!のオークションで、Hewlett-Packard (H.P.)(現・アジレント) 4275A マルチ周波数LCRメーター(中古)を購入しました(2002年5月)。
故障品(ヒューズが飛ぶ)なので、¥15,000と、超低価格でした。以下に主要性能を示します。特にtanδの測定が出来るのが嬉しい!コンデンサーの音質に対する影響はtanδです。H.P.4275A マルチ周波数LCRメーター (HP_4275A.jpg)

測定レンジ
L    100.00 nH to 10.00 H
C    1.0000 pF to 100.00
uF
R, IZI, ESR, & X   
1.0000 W to 10.000 MW
D    0.00001 to 9.9999
Q(1/D)    0.01 to 9900

測定精度
C: 0.1% +2   D: 0.32% + 0.0007 +1
L: 0.1% +3    D: 0.31% + 0.0011 +1

測定周波数
10 kHz to 10 MHz, 10 ポイント
(10 kHz, 20 kHz, 40 kHz, 100 kHz, 200 kHz, 400 kHz, 1 MHz, 2 MHz, 4 MHz, 10 MHz; 0.01%)

唯一、残念なのは測定周波数範囲が、オーディオ帯域ではないことです。4274Aならオーディオ帯域なのですが!
故障箇所は、電源部+15Vと−15Vの平滑コンデンサのショートでした。コンデンサは松下製ですが、故障率が高いようです。
部品代は、10,000uF 25WVが2個で¥1,720円でした。これで測定は出来るようになりましたが、バッテリーバックアップ用の2.6Vリチウム電池不良、Display Bの単位表示LEDのドット抜け、及び発信器の200kHz〜1MHz出力電圧レベルが低い(1Vrmsまで出ない)…の不具合があります。そのうち部品と図面を入手したら、完璧にします。

図面はW7FG
Vintage Manuals からCOPYを購入しました。サービスマニュアルが$63.00、運賃$9.00でした。ハードコピーなので割高です。U.S. Postal Service, Global Priority Service を使ったので、発注から9日で到着しました(July 20, 2002)。
LEDのドット抜けは、A8-PCBのU3-CA3081が不良でしたが、汎用トランジスタに交換し修理完了しました。
200kHz出力電圧レベルが低いのは、A6-PCBのR91-7 22kΩの断線でした。抵抗を交換し修理完了しました。
  修理技術・ポリシーについて →→ここをクリック!

意外に手間取ったのは、四端子測定用のクリップ(ケーブル)の製作です。BNCコネクタのアース側は、アースされていると思い込み、クリップ側でターミネーションをしませんでした。その為に、精度、安定度が悪く、故障かと思いましたが、結局はアース側をクリップ側で接続することで解決しました。4275Aの入出力端子(BNC)は、ディファレンシャルのようです。複素量を測定するのは難しい!!。詳細はアジレント社発行の「Theory of LCR meter.pdf」を参照してください。
  クリップの配線図は、→→ここをクリック!

手持ちの1%級の抵抗、コンデンサを用い比較しましたが、まず測定精度0.2%より良いようです。オーディオ用ポリプロピレン・コンデンサの測定値は100.026nF/0.00062D !!!。
2003年10月にさらに、15,000uF16WVのコンデンサ(@\1,100)がショート。松下製は良くショートします。念のため、22,000uF16WVのコンデンサも交換しました。結局、4個の大型コンデンサはすべて交換したことになります。さらに、プリント基板のエッジコネクタが接触不良気味です。これは、症状が軽いのでそのうち修理(清掃)の予定です。

実際にいろいろコンデンサを測定してみたのですが、オーディオ用コンデンサでも高周波(100kHz〜)でのD特性の良いものほど、良い音がするように思われます。

 

テクトロニクス製 2465 オシロスコープテクトロニクス2465 オシロスコープ (Tektronix_2465.jpg)

Yahoo!のオークション
で、テクトロニクス(Tektronix) 2465 オシロスコープ(中古)を購入しました(2001年8月)。
周波数帯域は300MHz/4ch.ですが、故障品なので、¥34,000と、超低価格でした。
故障は、水平軸が左半分しか振れないことでした。
やはり、Yahoo!オークションでサービスマニュアル(PDF版)を購入し、修理に取り掛かりました。
以前、回路図はhttp://www.nscl.msu.edu/userinfo/nuclelec/manuals/tektronix/tektronix.htmからダウンロードできましたが、現在は著作権問題のため、入手できなくなりました。結局Yahoo!オークションで購入しました。
テクトロの部品は、Sphere Research Corporationで入手できそうです。

不良と思われる、P/N 155-0241-02 Horizontal Amp - Custom IC については、Sphereでも入手できません。その他、 日本TEKTRONIXにも在庫はありません。このICの不良は
有名な話です。早い話、あきらめるか良品から移植する(2個一をする)しかありません。詳細は、http://www.sphere.bc.ca/test/tek-parts/tek-info.html の"SERVICE TOPIC: Tek Hybrids and Failures in 2400 series oscilloscopes"や"The Tek 155-0241-02 Re-Bake Program"をご覧下さい。

あきらめかけていたところ、非常に運の良いことに、Yahoo! Auctionに他のボードを出品中の人にメールしたところ、ボードを探し出してくれました。そのボードから部品<Custom IC>を移植することで、修理完了!!。2445のメインボードが入手できたので、他の部品もスペアになります。少し、安心です。

Channel 2のアッテネータが不良になりました。0.1V/div〜5V/divレンジで、信号レベルが大きく表示され、かつ、波形の立ち上りが極端にに悪くなりました。やはり、スペアボードからアッテネータを外し交換しました。
また、壊れると困るので、Horizontal Amp - Custom ICに30mm角の超小型ファンを取付けました。(2010年3月)


  修理技術・ポリシーについて →→ここをクリック!

さすがにテクトロは、安定しています。トリガーもばっちり!スペックに表れない、高性能なところがあります。

 プローブの位相調整(補償)について→→ここをクリック!

 

  日立製 V−225 オシロスコープ日立電子 V225 20MHzオシロスコープ (Hitachi_V225.jpg)

日立電子(日立電子テクノシステム)の20MHzオシロスコープ V−225を、また購入しました(2001年6月)。(写真・右)

岩崎通信機製のSS-5040 1チャンネル・5MHzオシロを持っていた(写真・左)のですが、波形の比較とか、位相の測定では、どうしても2チャンネルが便利です(1チャンネルだと、外部同期信号が必要になります)。また、信号ディレイがないので、立ち上がりの部分の観測が出来ませんでした。その後、SS-5040はオークションで売ってしまいました。
岩崎通信機SS-5040 5MHzオシロ (ss5040_cal_s.jpg)

Click! to download SS-5040 Schematic. P1, P2, P3.

V−225の定価、性能などはわかりませんが、¥21,000で購入しました。周波数帯域も20MHzでオーディオ関連測定では十分です。また、垂直感度、掃引時間共にレンジ設定が細かく出来るので、操作性も向上しました。+字のカーソルで、カーソル位置の電圧、時間が一度に読み取れるのが便利です。
その後、V−225もオークションで売ってしまいました。(2004/10/26)

 

 

リーダー電子製 LDM-815 Tr-ディップメータリーダー電子 ディップメータ (LDM815_dipmeter.jpg)

Yahoo!のオークション
リーダー電子製 LDM-815 Tr-ディップメータ(中古)を購入しました(2001年2月)。
最近は流行りませんが、高周波の同調回路の調整に、必要不可欠なものです。
ほとんど新品同様で、\13,000でした。何に使うと言うことも無いのです。昔から欲しかったので、衝動買いということです!。いつも、こんな調子で買いあさるので、金とスペースがなくなります。

ディップメータは、LC共振周波数を測定するのが主な目的ですが、他の応用例はここをクリック(Dip-meter_Apli.txt)

 

第1世代 無線機:
超再生方式 トランシーバ回路図 (50MHZ_TR.gif) 第1世代は、高校2年生の時です。学校の遠足で大島に行くのに間に合わせるため、夜中までかかってトランシーバを組み立てましたが出来あがらずに、とうとう遠足の最中にも半田ごてを持参し、組み立てを行いました。乾電池で感電した人はいても、多分、遠足に半田ゴテを持参した生徒は、私が最初で最後でしょう。
このときのトランシーバは、50MHz(当時は50Mcと言った)バンド電池管式超再生検波方式でした。真空管(写真)は「3A5」1本で送信受信が出来ます。電池は、67.5V 1本(B+用)と 1.5V 2本(ヒータ用)でした。回路図を右に示しますが、非常にシンプルです。

 

ジャンク屋で部品を買うときの注意:
昔、ジャンク屋で部品を買うときに注意することは、買う部品の価値をジャンク屋のオヤジに気がつかせないことです。ジャンクのほとんどは、目方(Kgあたりナンボ)で仕入れています。また、販売価格は表示されていなくて、オヤジの思惑ひとつです。オヤジは貴金属は高く売れることを知っていますが、それ以外の部品の知識は皆無です。見た目(きれい・汚い)で価格を決めています。
絶対してならないことは、知識をひきめからすために、その部品の価値をとうとうと説明することです。その部品は、即、10倍・100倍に値上がりします。
世田谷の上町にあったジャンク屋は、昼間は奥さんが店番をしていました。笑顔で値段を聞くと安くしてくれました。この店は、NHK技研の払い下げ品を扱っていました。
立川のジャンク屋は、米軍の払い下げ品専門でした。アドバイスをする人間がついていたようで、安い掘り出し物はありませんでした。

 

第2世代 無線機:
MT型 真空管 (3A5_tube.jpg)立川のジャンク屋で¥10,000._で購入した、米軍払い下げの1945年製 中古BC−1000 トランシーバ(写真)です。米軍払い下げBC−1000 (BC-1000_small.jpg)
周波数帯域は40〜48Mc/FM/0.3W出力です。当然、50Mcのアマチュアバンド用に改造しました。電池は4.5V(ヒータ用)/90V(B+用)が必要で、単2電池を60個も必要でした。
電池代が高いので、ほとんど運用できませんでした。
また、非常に詳しい英文取扱説明書が付いていたので、技術英語・回路技術の勉強になりました。

立川へは電車賃がもったいないので、自転車で行きました。約40Kmの道のりでした。金はないけど体力があった時代です。
右のBC−1000写真をクリックすると、拡大版写真、他の写真、使用真空管の一覧が表示されます。

 

第3世代 無線機:
据え置き型送信機・受信機。自宅で使用していた送信機は自作で、UY−807Aを終段に使用した、3.5MHz、7MHz帯、10W出力機を使用していました。アンテナはTVフィーダを使用した、7MHz用フォールデッド・ダイポール型でした。世田谷区下北沢では土地が狭いため、半分ほど折り曲げていたため、電波が飛ばない状況でした。さらに悪いことに、自宅の土地が低いため(両側とも丘になっている)DXは不可能にちかい状況でした。
反面、高校のアマチュア無線部は、高台のそれも4階建ての屋上に折り曲げなしのアンテナを立てていたので、DXが楽勝でした。
アマチュア無線はアンテナだと悟りました。

 

第4世代 無線機:
旧国鉄(現JR)の中古業務用無線機。渋谷・代々木にあるジャンク屋(くず屋)から目方で買ってきた、超重量機です。プロ用のため、高級部品をふんだんに余裕を持って使ってあり、重量は約100Kgぐらいあったと思います。電源部のコンデンサーは、すべてオイル・コンで電解コンは使ってません。なんと贅沢な!
(電解コンデンサは、使用温度にもよりますが、約10年が寿命です)

 

第5世代 無線機:Trio_TS510D.jpg(ケンウッド トランシーバ)

近所に雨ざらしで捨ててあった、トリオ(現ケンウッド) TS−510D SSB Transceiver(写真・右)を拾ってきてオーバーホールしたものです。オールバンダー(3.5M〜28MHz)、AM,FM,SSB,10W機です。
このころから、送信をすることがなくなりました。(時々、ワッチをする程度になりました。)<2002年3月Yahoo!売却>

 

第6世代 無線機:
知り合いから1式¥10,000で購入した、八重洲無線 FLDX400/FRDX400 SSB Transmitter / Receiver (写真・下)です。オールバンダー(3.5M〜28MHz)、AM,FM,SSB,出力は50W程度は楽勝です。<2001年1月Yahoo!売却>
アンテナも小型のHS−721VB型7MHz/21MHzホイップ・アンテナになりました。
八重洲無線 FLDX400送信機 (FLDX400.jpg)八重洲無線 FRDX400受信機 (FRDX400.jpg)

これまで、すべての機器は真空管製でした。トランジスタ、IC製も市販されていましたが、結局、購入・製作することはありませんでした。時代も変わり、自作のための部品入手が難しくなったためかもしれません。
1985年8月に、コールサインを確保するために、局免許は更新しましたが、運用はしていませんでした。
長い、長いブランクが続いています!!

 

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