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PBM覚え書き

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11月8日(金)

 来ましたよー、オリュンポス

 しぶきは瑠璃の真っ直ぐな姿勢に憧れていた。だから彼女のために何かをしてあげたい。そう純粋に思っていた。例えそれが、歪んだ愛情に近かったとしても――。
 うわあ、なんだかかなりなことになっていますよ。いい感じですよ。
 行動とその結果も愉快痛快なことになってます。
 木造の『龍』が出てきたり、行方不明になってみたり、おまけに人魚(?)の手に落ちてみたり。
 死亡再登録の通告が来ていないので、おそらく死んではいないのでしょう。状況説明が薄い分、色々想像できそうです。わくわく。
 元々人命救助のための訓練を受けているホーリットが、海面に上がろうとするのを抑えながら、しぶきは後ろを振り向いた。白いクルーザーの姿が見える。
 特にこのくだりがいいなぁ。筋が通ってる。
 筋が通ってる分、反省点でもあります。確かに人が目の前で危険な目に遭っていたら、人魚が来るより先にもホーリットが助けたがりますね。

 とまれ、瑠璃嬢がしぶきの名前を知っていてくれたというのが一番嬉しかったりします。これってストーカーの心理?
 

 さて。
 今考えるべきは、「ここはどこ? 私は誰?」なのかな、と。
 海の中。これはおそらく前提としてよいのではないかと。
 さらに言えば、人魚とも関わりの深い場所。
 ただ、本当の人魚かどうかは不明。
 しぶきはその感触を「人魚……」と表現したが、これはしぶきの主観によるものなので、断定はできない。
 でもまあ、願望も含めて「人魚」であるということにしてみる。
 で、事態を警戒すべきかどうか、ということなのだけれど、「冷たく、そして暖かな手」とあることから、しぶきがここで接触したのは、中立、もしくは非生物の何かと思われます。
 まあその「中立、もしくは非生物の何か」が「人魚」である、というのが今の所の推測なんですけれども。
 「ゆらめきの中に明るい光が見える」とのことなので、この時点では海面近くを漂っている模様。「闇の中へと落ちていった」が、単にしぶきが意識を失ったということを示すのか、それともしぶき自身も闇の中=より深い場所へと沈んでいったことを示すのかが微妙。
 「私は誰?」は、まあ瀬名しぶきっちゃ瀬名しぶきなんですけど。あの怪しげな病原菌に浸食されてたらやだなぁ。



11月9日(土)

 オリュンポス絡みで数人にメール出してみました。
 どういう返事が来るかちょっとドキドキですが、楽しくなるといいなあ。
 これらの返事が来るまで一休み。ちと頑張りすぎました。


11月16日(土)

 Mail de Questより。

 深夜。施療院に忍び込み、徹底的に施設を探索する。
 一時間程探索を続けただろうか。
 ふと、ある廊下の突き当たりに、地下へと続く隠し扉を発見した。奥へと足を踏み入れると、不気味な儀式印章が壁中に刻まれた部屋へと辿りつく。
 そこに安置されていたのは。白布に包まれた十を越える数の死体。
(…………)
 ──げんなりする。
 このリアクションは、コンピュータゲームの一つの典型だと思います。
 「○○を調べる」、「怪しいところを探す」というアクションは、つまりはこういうことなんかな。
 コンピュータゲームで必要なのは、「怪しい洞窟」「魔物の住む廃墟」を見つけるまでで、一度そこに入ってしまえば、あとは迷路をくまなく歩くとか、現れるモンスターを退治するとかすれば、そのイベントは機械的に(たぶん)クリアできます。

 僕がなんとなく違和感を覚えてしまうのは、メイルゲームの場合、「怪しい場所」というのがあらかじめ提示されていることが多く、怪しいと分かり切っているのに「怪しいところを探す」とか言っているから物語が広がらないというか。
 もう少し「たらればアクション」を大胆にやらかしてもいいのかな、とか思ってみた次第。
 

 ……ともすれば現実逃避にDS2のキャラメイクをしたくなってしまうのをこんな与太話をして誤魔化す次第。スタートブックはまだかー!



11月17日(日)

 コミティアで「クトゥルー忍法帖」という架空のPBMのスタートブックを入手してきました。
 ……ええと、この手の嘘を嘘として笑える人にはとても面白いです。嘘とは幾ばくかの真実を含んでこそリアリティを持つわけですが。
 「このスタートブックを使ってキャラを作り、アクションを書き、自分でリアクションを書いてみよう」という提案が知人よりなされました。
 とっても面白そうなんですが、僕は前科持ち(僕学)ゆえにとりあえず保留ということで。
 やるとしたら甲賀かな。この卑屈さと破天荒ぶりがナイス。でもマヅルちゃんもいい感じ。

 あとDS2、スタートブック発送は12月2日だそうです。ううむ、丁度いいというかなんというか……。


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文責:並丼