デカルト
デカルトによってはじめて一般存在の問題が意識の問題に還元して考察される。「我思う、故に我在り」が有名。精神と物体、主観と客観とを区別して理論的な考察を加えてきた彼が、精神であるとともに物体である”人間”という不思議な存在について論じたのが「情念論」である。
パスカル
現代の実存主義の始祖とも言われているパスカルは、人間が自分の現実を冷静に見つめることから出発する…。「人はそれ自身を知らねばならぬ、それが、真理を発見するに役立たぬにしても、少なくとも人間の生活を統御するに役立つ。」と言っている。
カント
「世間を知るという言葉と、世間を持つという言葉とは…懸隔がある。すなわち一方は自分が単にその傍観者となった活動を理解するに止まるが、他方はその活動を共にするのである。」
ニーチェ
神々は死んだ……いまや人間が超人でなくてはならない。これがニイチェの思想の原点。ついで彼の思想の中心の一つである「永劫回帰」である。
夏目漱石
漱石の思想の中心には自我の問題の追及があったと思われる。「知にはたらけばかどがたち、情に棹差せば流される、意地を張れば窮屈だ。とかくにこの世の中は住みにくい。(草枕)」……「則天去私」という立場に立ったといわれるが、そのような円満な解決を漱石が願ったか、到達したか、はなはだ疑わしい。
サルトル
1970年当時、唯一生存していた哲学者。ボーボアールと同棲するなど、哲学者らしくなかったが、「実存主義」を唱えた。
西田幾太郎
芥川龍之介
……君は、我々東洋が生んだ草花の匂いのする電気機関車だ。……(或阿呆の一生)
太宰治
神が死んで2000年
個人主義
実存主義は、ヒューマニズムか
ジャン=ポール・サルトル
エロスとアガペー
エロスは男女間の愛、アガペーは神から人間への愛、あえて日本語にすると、「いつくしむ(慈しむ/愛しむ)」でしょうか?
愛の不毛
です。このテーマだけで、何を言わんとするか、わかりそうですネ。
自分自身にとって最も怖い存在は、何か?。それは自分自身である。自分の存在を否定するのも自分であるから。ストレスを感じるのも、勇気づけるのも自分であるから。
番外編: テーマとは異なりますが、島崎藤村の「若菜集−初恋」も、趣がありますね!
。それと、やはり藤村の「別離」が大好きです。