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よもやま話

プリント・サーバ

最終更新日:2006/06/28 サーバ交換

 複数のPCでプリンタを共有する方法には、ローカルプリンタを共有するのが手っ取り早い。しかし、この方法では、プリンタを接続しているPCが稼動していないと使えない不便さがある。もう一つは、ネットワーク・プリンタにする方法である。最近は、このためのプリント・サーバが非常に安価に入手できる 。以前のものと交換し、双方向のものにしたので紹介する。

●プリント・サーバ本体

 各メーカから出ている。昔は、数万円したものだ。プリンタポートはパラレルのもの、USBのものがある。LAN側は、TCP/IPで、10/100Mb自動認識のものが殆ど(無線のものもある)。プロトコルはほぼ全てがサポートされるようだ。手のひらサイズであるが、ACアダプタが必要となるのが残念。 今回はUSB2.0接続のものにした。


COREGA製双方向サーバ

●設置

 設置と言うほどのものではない。サーバをプリンタのUSBに直結し、電源、LANを接続するだけ。

●設定

 大抵は、身近なPCにセットアップのソフトをインストールし、それで設定できるようになっている。

○サーバの検出

 そのソフトにてスキャンして、先ずは検出する。このとき、セキュリティシステムが稼動していると拒絶される場合があるので、この間だけオフにする。

○IPアドレス

 ルータなどが導入されている場合は、IPアドレスは大抵自動割付(DHCP)になっている。サーバにはDHCPを受け入れる機能を持っているので問題はない。がしかし、通常、そのIPアドレスには有限のリース期間(数十時間程度)があり、アドレスが一定する保証はない。この場合、各PCのプリンタポート設定をその度に再設定が必要となり、現実的ではない。従って、固定IPアドレス割り当てにするのが良い。大抵、ルータ側で設定できるはず(MACアドレスを指定して、IPアドレスを設定する)。

○ポートの設定

 ポートとはプリンタ出力先のことで、ローカルならLPT1などである。これをネットワークに変更する。この設定は、OSによるので説明はしないが、基本は、今使っているローカルプリンタに"ポート追加"を行う。新規のプリンタであるなら、先ず、LPT1として、そのプリンタのドライバをインストールしてから、そのポートを追加する操作を行うのがミソとなる。

 今回は、附属のアプリで自動設定した。と言うより、この方法でしか設定できない。本品は、専用のクライアントアプリ(接続、双方向通信を行う)を常駐させ、ネットワークプリンタを擬似USBプリンタとして制御し、双方向を実現していると想像する。

○各PCでの設定

 上記のアプリをインストールし、同様にポートの設定を行う。

●双方向

 印刷すると、プリンタ附属の監視アプリがプリンタの状態表示を行い、動作状況、インク残量などをリアルタイムで表示するようになった。複数のPCで確認できた。やっぱり、便利がよい。 

 本品は、USB接続で、USBハブで複数台のプリンタを接続できるとある。