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●概要 このコントロールにグラフとして描画する原始関数をどう与えるかである。 ●方法検討 このコントロールは自立性を高くしたいので、関数の変数範囲は与えられても、関数値の算出は自分の都合で演算できることが重要となる。 ○配列で与える 予め外部で演算した、変数、関数値配列を与える。この方法では、描画する物理条件に合わなくなる可能性があるし、エンドユーザのインタラクティブな要求に応答するのに、イベントやコントロール外部でコードが必要となるので条件に合わない。 ○文字式で与える "3X^2 + 5X - 3"、"Sin(X) + Cos(6Y)"などと、数式を文字列で与える。これは最も自由度が高い(エンドユーザが原始関数を任意に設定できる)が、処理時間は掛かる。 ○コールバックする 原始関数をデリゲートする。こうすれば、コントールは自由に自分の都合で関数にアクセスでき、コントロール外部でのコードも全く不要となる。このコントロールではコールバック関数方式を採用する。 ●文字式方式 処理時間を犠牲にして、利便性を高めるために採用する。陽関数、陰関数、媒介変数など自在に指定できる。 ●コールバック関数方式 ○基本形 y = f(x) が基本形となる。変数xを与えると、関数値yが返される。極座標時は、r = f(θ)と思えばよい。 媒介変数時は、 x = f(t)、y= g(t) と、二つの基本形のペアで実現できる。 ○陰関数型 z = f(x, y) が、陰関数型で、変数、x、yを与えると関数値zが返される。描画は、z = 0 となるx、y点をコントロールにて自動検出する。 ○文字式 コールバック関数が文字式を演算しても実現できるが、コントロール外部で相当のコードが必要となるので、主旨に反する。
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