2002年3月17日の出来事です。
久しぶりにTIサーキットへ行ったのですが、そこでの出来事です。 その日は久々のサーキット走行で、始めは恐々走っていましたが、たいぶ目が慣れてきてペースも少しすずつ上がってきて気持ちが乗ってきた、2回目の走行枠の数周目に起こりました。
ホームーストレートへ帰ってくる2つ手前のブレーキング時、 タイヤ1本分くらい右(コース外側)にスライド”おやッ”と思ったのですが、 その日は、GTのテスト走行もあり大きなタイヤかすが落ちていたので、それを踏むだのかな?と思いそのまま走行。
次のブレーキングで、また右(コース内側)に今度はタイヤ3〜4本分くらいスライド、”これはおかしい”と思ったけど ブレーキ放なせばまっすぐ走る。次のブレーキングは、そっと手前から踏もう・この周でピットへ帰ろうと思いつつも
”コントロールライン位まではいいか”と4速全開走行中、なななんと!!!! その直後、"ガン"という音と共に右フロンタイヤがヒョコンと持ち上がった!
(その様に見えた。実際には、右フロントがガタンと沈んだ) ”ゲッゲーッー!!゛やばい−!” でもまだその時はナントかタイヤは回っていたので、そこでとにかくコースから外れて止まろうと指示器を出し、
当然ブレーキを踏むのはやばいと思い、そのまま惰勢コースオフ。芝の上に出てバンプで跳ねたその時、 ついに力尽き右前輪が跳ねあがり、その後、右にいっぱいハンドルを切ったような状態で、
(アッパーアームとスタビでぶら下がったまま)右ロワ-アームと右前フレームの一部で芝の上を滑走、しばらく行ったところで ナントかコースサイドに停止。
タイヤが跳ねた瞬間、思わず "自分の方に跳んでくるのでは?"
と思い体を左へ避けている自分がいました。 後で思えば笑えるのですがその時はマジで避けようとしてました。 "セナもこんな思いをしたのかなァ"なんて思いながら・・・。
とんでもない状態にもかかわらず、体は無事に止まれたのが幸いでした。 これがブレーキング時やコーナーリング中だったら横転していただろうと思うとゾッとします。
一応ロールバーはあるのですが、"転がっちゃうとかなりやばいよな〜ッ"て思い、思い出すと今でも背筋が寒いです。 で、どこが壊れたかというと、写真を見ていただければ判るのですが、右フロントのロワ-アームが、
アップライトとの付け根で折れました。多分はじめに、取り付け部のプレート2枚のうちの前の1枚が折れ、 コースアウト後、2枚目も折れたのではないかと思います。
金属疲労? 整備不良(錆が出ていたしな〜)? ・・・ ^^; 強度不足 ? (でも、ここが折れるなんて聞いた事無いし??)などと思っています。
みなさんも、錆などないか一度点検してみてください。
被害としては、ロアーアーム折れ、アッパーアーム&スタビライザー曲がり。ショックも取り付け部の底部がだいぶ削れてダメ。 あと、反対側のロアーアームも不安なので交換しようか!、といったような状況。フレームは大丈夫そう
(^o^) なので、自分で直すことに。 で、交換パーツを見てて、ワイドドラック化することに決定!(^o^)丿
ついでに、車高調にしよッ!
そうそう、ついでに、リアのドデオンアクスルも「よく折れる」って聞くし不安だから強化品に交換しよッ!
リアをばらすなら、ついでにLSDも・・・
「ついでに病」発病 悪化中 ^^; どーしよー !!
あと、サーキットへ行く前に、オイルパンの凹みを直したのに、また凹ましてしまい、気持ちまで凹みます。 いっそ、ついでに、ドライサンブ化したいな〜 でも、資金がないし・・・。などと考えています。
現在は、 とりあえず部品発注し部品待ち状態です。 その間に、錆落としでもしようかと、現在、磨いてます。(^。^)/~
足回りを外そうと、フロントフェンダーステーを外してみてビックリ!パイプの中から真っ黒なサビザヒの水がポタポタ出てくるではありませんか・・・。
「バーキンのフェンダーステーが折れた」っていうのをよく聞きますが、これなら、ケータハムも同じ、そのうちに折れます。 雨の日にはそんなに走らない方ですが、それでも、パイプ上部から入った水が下部で溜まってサビ水になったようです。
そこで、サビ落しサビ止め塗装をし、中に水がたまらないようパイプ下部に水抜き穴を開け、上部はコーキングし水の侵入を防ぐ加工をしました。 これでしばらくは、大丈夫! かな?・・・不安
^^;;; まっ、とりあえずこれで行こう!!(^o^)
ワイドトラック化の必要部品
ワイドトラックするために、91年式以降用のワイドトラックキットを購入。 キットの中身は、アッパーアーム(ジョイント付)一式、 ロワーアーム(ショックアブゾバー下部取り付けボルト、ショックアブゾバー下部取り付け部の径を調整するためのパイプ、
ボディ側取り付け部の寸法を調整するためのパイプ、フレームとロワーアームの間に入れて使用)一式、 スタビライザー(先端取り付け部ネジ、ボール、ダストカバー、
ボディー支持部ブッシュ)一式、 ワイドトラック用ブレーキホース、ステアリングロッドの延長ボルト(このパーツ、始めは一番短くした状態で取り付けて見たのですがかなりのトウアウト、そこで、ロッドの方を1.5Cmカットして取付けなおしました。)、 ショックアブゾバーのストローク延長ボルト(上部の取り付け部とロッドの間に取り付け。
この部分はゆるみ止めが着いているためそのままでは外れないので、熱湯で温めジワッート外す。 ショックアブゾバーは、車高調整の出来るものでないと車高が下がりすぎます。多分)
その他、ナット各種といったところです。
おそらく、92年式以降は、それぞれの取り付け部はそのまま使えるので、 ワイドトラック用のアッパーアーム、ロワーアーム、スタビライザーの各本体のみ+各延長ボルト、ワイドトラック用ブレーキホース
のみでもいいのではないかと思います。
'91年7月以前の車は、他にも必要なパーツが・・・
91年7月の前後で、スタビライザーのボディー支持具と、 アップライト(Vertical Link)の形状が違っていますので、 91年7月以前の車は上記の他に、
スタビライザーのボディー支持具&取り付けボルト アップライト(Vertical Link)が必要です。Vertical Linkに付いている、Stub
Axelは、簡単には外れないので、Stub Axelも注文しました。この部分や、Vertical Linkの上部取り付け部は、テーパーになっているので、ボルト部分をいくらたたいても抜けません。外すには、Vertical Linkの方を少し変形するくらいにたたいて緩めて外します。
Vertical Link下部の取り付けナットは、ナットに筒付いたような形状になっているのですが、このナットが何のナットなのかずっと悩んでいました。
Vertical Link下部の取り付けの段階で、うまく合うナットが無くあれこれ悩んでいるうちに発見しました。^^;
少し加工
スタビライザーの変更に伴い、そのままでは クーリングファン&ファンシュラウドがスタビライザーと干渉するので、 ファンの取り付けステーを数ミリ前へ曲げ、ファンを前側に移動。シュラウドも干渉部分数ミリ削る加工をし、ノーズコーンもスタビが通るように干渉部分数ミリ削る加工がそれぞれ必要でした。
実はうちのケータ、登録日から勝手に91年後期型だと思っていたのですが、パーツを取付けようとしてうちのは前期型だということが判明、慌てて追加オーダーをしました。
ご自分の車がどちらなのか分からない方は、右上のロワーアームの写真を参考にしてください。アーム先端の形状が違うのが分かると思います。写真下側に写っている汚れたアームが前期(旧)型のアームです。
このアップライトの交換の際、ハブ周りを外さないといけないのですが、 ハブのキャップにはツバ等の突起が無いのでうまく外せません、そこで、キャップに開いている小さな穴にネジを差込んで引っ張ったり、ドライバーで叩たいて少しずつせり出しながら、
キャップを傷だらけに潰してなんとか外したのですが、キャップはポイ。 そこで、上田パーワーサービスさんにお聞きし、
標準のキャップにつばを加工していただき、目出度くそれを取り付けました。これで次回からの取り外しが楽になります。(^。^) 上田さんありがとうございました。m(_ _)m
実は取り付け前に一番気にしていたのは、ギア音が大きくなるのではないかということでしたが、これがぜんぜん普通で静かでした。
で、効果はというと、本当にマイルドになりました。でも、現在 履いている205のタイヤでは、パワーを食われてしまっている感じです。サーキットで、内輪が空転さえしなくなればということで取り付けましたので、これでよくなるでしょう。また、まだ試していないのですが、ツーリング仕様にしている175のタイヤだったら、効果がよく体感できてよい感じです。
今回のお買い物リスト | |
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●フロント・ワイドトラック化用パーツ | |
ワイドトラックサスペンション・キット 91> |
£340.00
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Anti Roll Bar Mounting Bracket (PART NUMBER 72117) 2個1組 |
£15.92
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Vertical Link (PART NUMBER 75111 & 75112) 各1 |
£196.04
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Stub Axel 2本 |
£48.90
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Front Hubk - Dust Cap by UPS |
\1500
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○ワイドトラック化用パーツ小計 £600.86+\1,500= |
\112,659
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●ついでに交換 | |
Spax フロント車調整式ショック 2本 |
£127.30
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Front (ウインカー)Indicator Lens RL125L 2コ |
£6.70
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Brake Pads Front Mintex M1155 |
£38.41
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Brake Pads Rear Mintex M1144 |
£53.76
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○ついでに交換、小計 £226.14 |
\41,836
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●リア LSD化とついでに交換 | |
クワイフのLSD Automatic Torque Biasing(機械式デフ) |
£495.00
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デフ組み付け工賃 |
\41,000
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Powerflex ブッシュセット |
£23.90
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○LSD化とついでに、小計 £518.9+\未請求 |
\95,997
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送料 合計 |
\22,765
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税 手数料 合計 |
\5,300
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* カッコの中の PART NUMBER は 、CATEHAM のものです。 | 1£=\185で計算 |
すべての合計 |
\319,557
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