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最終更新日: 2012年03月09日 

アナログ・ディスク・プレーヤの紹介

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MICRO DDX−1500 他

bulletアナログ・ディスク・プレーヤの構成

アナログ・ディスク・プレーヤは、いくつかのコンポーネントの組合わさったサブシステムです。各コンポーネントを次に示します。

ターンテーブル: レコード盤を一定速度で静かに回転させるための必需品です。

トーンアーム: カートリッジを盤面に位置づけたり、針圧をかけます。必需品です。

カートリッジ: 構造の違いで、MM(moving magnet)型、MC(moving coil)型、IM(induced magnet)型などがあります。レコード盤の音溝の振動を電気信号に変換するための、プレーヤの心臓部です。

MC昇圧トランス: MC型カートリッジの場合に必要です。電圧の増幅とインピーダンスの整合を行います。

フォノ・ケーブル: カートリッジからの微小電気信号を、プリアンプに送ります。

メンテナンス用品 他: レコードクリーナー、針圧計、ストロボ回転計、水平器、設置台、……


1980年ごろはディスク・プレーヤーの全盛期でした。
そのころの、重量130kgの超弩級マイクロ SX-8000 IIの紹介記事はここ、P1P2P3

 

 

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マイクロ DDX−1500 ターンテーブル

マイクロ DDX−1500 アナログ・ディスク・プレーヤ(中古)をYahoo!オークションで購入しました(2001年12月)。(写真・右)
同好の士がいたため、\42,500になりましたが、デザイン(足が金メッキ)が気に入ったので、無理して落札しました。
そのためか、出品者がおまけにAudio CraftのAC3000MCトーンアームをサービスしてくれました。やはり、以前にもらったOrtofon MC−20カートリッジを取り付けました。これで、FRT−3 MC用トランスを生かすことが出来ました。

ORTOFON MC-20カートリッジの取扱説明書は、ここ P1P2P3 をクリック!

AC3000MC (AC-3000-MC.jpg)AC3000MC(写真 ・左)は、MC専用設計であり、 これと組み合わせた、Ortofonの音は、さすがにいい音です。クラシック専用と思っていたのですが、ロックも結構いい音で再生します。もうけ・もうけ!。
プレーヤはジャンクと言うことだったのですが、サーボ回路の再調整と、フラットケーブルの接触不良を直す(接点復活剤塗布)だけで完動しました。

尚、AC3000MCにはPUケーブル(5Pin-DIN→RCA)が付属していなかったため、自作しました。5Pin-DINは、平方電気で購入(\4,200._)。 ケーブルはBELDEN (ベルデン) 89272を小柳出電気で購入しました。
オイルダンプ型トーンアーム用シリコングリスは、Yahoo!オークションで購入。現在(2004年3月)でも購入できます。
SME 3009 Series II Improve (sme3009.jpg)
マイクロDD−8につけていた、SME 3009/S2トーン・アームを移植しました。アームは、やはりYahoo!オークシで購入(\32,500._ 2001年3月)しました(写真・右)。なんと、DD−8プレーヤ本体より高額でした。
アームベースは、ケースに合わせるため、10mmの透明アクリル板から切出して製作しました。

SME 3009 Series II Improveのテクニカルデータは、ここをクリック
SME 3009の取付用テンプレートは、ここをクリック!
SME 3000シリーズの歴史は、ここをクリック!


DISCWASHER_4.jpg
レコード・クリーナーは、WATTS製"PAROSTATIK"のDisc Preenerを使用しています。(Disc Preenerの説明書 P1 , P2)

さらに、アナログLP (Vinyl) を高音質で再生するための、レコード・ケアー用品をGARAGE 'A RECORDSから個人輸入しました。
購入品は、
Stock# GAR Cartridge Keeper $59.95…木製で高級感あり!
Disc Duster AD-100 $9.95
Tone Arm Brush SA-4 $1.25
DISCWASHER System 1006 $15.95…湿式、やや大型だが手になじんで使いやすい!(写真・左)
DISCWASHER Stylus Care Solution 1051 $2.10…メーカー製造中止!
----------------Total $89.20 + Air Shipping $35.00

このところ、円安のため \ 135/$(2002年1月) なので、痛いところですが、日本ではこの手の用品は入手困難。ちなみに、ヤフオクでCartridge Keeperが\15,000で売られていました(高い!)。なお、DISCWASHERは 40年以上も前から製造している、大老舗でその評判は、非常に高かったと記憶しています。

針圧の調整・確認用にシュア製の針圧計SFG−2も購入しました
(写真:左)。これはAVACから購入しました。新品です。(写真・下)
シュア 針圧計SFG−2 (shure_sfg2.jpg)  丸型気泡管

その他、あると便利なのは水平器です(写真:中)。設置のときターンテーブルが水平になるようにします。レコード用水平器も売られていますが、わたしは大工用のシンワブルーレベル・プロ 30cm(#76390)を使ってます。特徴は精度が高い(±1mm/m)ことと、お洒落なこと。
同じく、超小型のエビス製水平器(丸型気泡管)です
(写真:右)。カートリッジの取付の水平を確認するために、シェルに乗せて使います。20Φでも3gと軽量なので、カートリッジの針に負担をかけません。

埃よけプレーヤ・ケースは自作です!…20mm厚・透明アクリル板を使って、現代的なケースにしました。
 

 

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Shure V−15 TypeV−MR Phono Cartridge
Shure_vn45.jpg
Shure V-15 TypeV-MRの針なしをeBayオークションで購入しました(2007年6月)。
V15V-MRの交換針はVN5MRですが、現在入手が困難になっています。なお、似ている型番のV15VxMRの交換針はVN5xMRですが、まだ入手可能です。
一部の情報で、V15TypeW用VN45HE交換針が、初期の黒いパッケージ箱のV15V-MRには使えるとのことなので、入手しました(写真)。
JICO製S.A.S 国産スーパーアナログ・スタイラスです。V15V-MRで使用するには加工が必要でした。VN45HEの真鍮製(金色)ボディはやや太くて、そのままでは、1/3程度しかカートリッジ本体に入りません。無理して押し込むと抜けなくなります。そこで、真鍮製のボディを#1000の耐水サンドペーパーで慎重に削ります。削りすぎると、ボディが弱くなるため、少しずつ削ります。削るというより磨くという感じです。但し、交換針のプラスチック部分 (ストッパ)が本体に当たるまで、十分差し込めないと、カートリッジ出力が小さく(-20dB)、また、モノーラルのような定位になります。
焼き鳥の竹串の先を平らに削り、その部分に耐水サンドペーパーを接着します。これで、細かい削り作業が出来ます。
古い機器の保守は大変です。
 

 

bulletShure V−15 Type II Phono Cartridge

Shure
V-15 Type II-Imp.は、初めての海外出張(1972年)のときに購入しました 。針は入手困難なため、Type-III用を流用しています。なかなか、やんちゃな音で、気に入っています。よく言えば、音楽性のある音。悪く言うと、癖のある音です。

   →仕様表はここをクリック   →Shure社Webはここをクリック
   →Shure V-15の説明書はここ P1P2P3P4
 

 

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FR FRT−3 MC用トランス
Fidelity-Research FRT−3 MC用トランス (FRT-3.jpg)
Fidelity-Research FRT−3 MC用トランスを、またまた、Yahoo!のオークションで購入しました(2001年6月)。

…………現在、音だしの準備中です…………
……MCカートリッジはあるのですが、その重量に耐えられるトーンアームが!……
トーンアームが入手できました。それも、無料でした。詳細は、マイクロ DDX−1500の紹介を参照!!(2002年1月)

ORTOFON MC−20、FR FR−1と、Shure V−15の対決! 好みはV−15です。

 

bullet自作ディスク・プレーヤ収納ケース

これらの 部品類を、ケースに収めます。これは、スピーカーからの音響フィードバックによる音の劣化を避けるためです。Auctionでアクリル板を購入し、自作しました。 横板は20mm厚、他は10mm厚。上蓋に8mm厚のアクリル板を使ったため、蓋の上げ下げが重くなってしまいました。ちょっと、スペック・オーバーの造りになってしまいました。
これなら音響フィードバックは、皆無でしょう。床からの振動は、軽量コンクリート造りのため極少です。
 

 

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マイクロ DD−8 アナログ・ディスク・プレーヤ
マイクロ DD−8 アナログ・ディスク・プレーヤ (micro_dd-8.jpg)
マイクロ DD−8 アナログ・ディスク・プレーヤ(中古)をYahoo!オークションで購入しました(2001年1月)。(写真・右)
1982年発売当時、¥99,800円を¥11,000で購入できました。
ジャンクと言うことだったのですが、サーボ回路を調整するだけで完動しました。こんな時に,電気の知識があると、儲けが出ます。
音質は、S/Nが良くなり,また、安定感(地面に足がついてるような)が増したようです。
やはり、35cm径のターンテーブルのおかげでしょうか?
過去のLP(アナログ・ディスク)の音が、よみがえったようです。ドナ・サマーも!
いまさら、アナログ・ディスク・プレーヤを買い換えることも無いのでしょうが、逆に言えば、いま買っておかないと入手不可能になりそうなので、購入に踏み切りました。
しかし、マイクロ DDX−1500を購入(2001年12月)したので、現役から退きました。

 

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