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最終更新日: 2009年02月22日 

オープンリール・テープレコーダの紹介

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AKAI GX−635D

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オープンリール・テープレコーダの種類

オープンリール・テープレコーダ(プレーヤ)は、その機能(=性能)によりいくつかに分類されます。

トラック数: 一般的(民生品)には、2トラック、4トラックがあります。テープ幅が同じ場合、トラック数の少ないほうが高性能(高ダイナミックレンジ)です。

速度: 一般的には、38cm/sec、19cm/sec、9.5cm/sec、4.75cm/secがあります。速度の速いほうが高性能(広い周波数特性)です。

使用可能リールサイズ: 一般的には、10インチ、7インチ、5インチ、3.5インチのサイズがあります。サイズの大きいほうが長時間の録音再生が可能です(速度、テープ厚が同じとき)。

テープ幅: 一般的には、1/4インチ(6.35mm)

つまり、一定時間に消費するテープの面積の広いほど高性能になります。このことは、テープレコーダの原理から考えても明らかです。当然、コストは反比例します。テープレコーダの全盛期でも、10インチリールテープで、\1万円もしました。

英語では、REEL TO REEL RECORDERと呼ばれます。
マニアの間では、ツートラサンパチ(2トラック38cm/sec)と呼び、高性能の証であり、憧れの的でした。
 

 

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AKAI GX−635D オープンリール・テープデッキ

AKAI(アカイ) GX-635D オープンリール・テープデッキを、またまた、Yahoo!のオークションで購入しました(2002年8月)。 1978年の製品で定価\185,000でした。10インチのリールが掛かりますが、4トラックです。
音質はCDとも異なり、アナログディスクとも異なり、オープン・テープ独特の音です。
低域に重点を置いた、地面にしっかりと根付いた音をだします。

懐かしさもあって、1970年頃に購入した、4ch.レコーデッド・テープを引っ張り出し、聞き明かしました。

テープデッキの音質や周波数特性(高域)を決定する、重要なヘッドです(写真)。Akaiは、GXヘッドと名付け宣伝していました。
本機には再生用、録音用、消去用ヘッドが各2個(往復)組み込まれています。 普及機では録音と再生を1個のヘッドで共用している場合があり、また、往復に対応していない機器もあります。

尚、本器は、録音回路が故障していました。片チャンネルの録音音量が極端に低くなります。録音をする機会はないかもしれませんが、一応修理。録音Amp回路のTr3−2SC458が不良でした。交換して修理完了。

唯一残念なのは、4Track用デッキなので、2Track38cmテープの再生ができないこと!
できれば2Trackの再生ヘッドをつけて貰いたかったですね。それと、38cmスピード。パイオニアRT-1050(写真・下)は、Head Assy.交換で多様な要求をカバーしていました。
多分、設計ポリシーとして、4Tr19cmでの最高性能を狙ったと思いますが、この価格帯からして9.5cmはいらなかった!(でも、今回のカラヤンの録音テープのデジタル化では、9.5cmがとても役に立ちました)
……まずは、写真を!……
GX-635Dには、使用する電源の周波数により、50Hzと60Hzの切替が必要になります。内部にあるスイッチで切替えられます。→50Hz60Hz切替スイッチ


写真・右は、Pioneer RT-1050.



写真・上は、当時、とても珍しかった、AKAI(アカイ) GX-635D用ワイヤーレス・リモコン<受信機・送信機>(2003年4月購入)
 

 

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番外編
 
オーディオのメディアではCDが当たり前の昨今、オープンリールテープ風のカセットテープが出てきました。

カセットテープが全盛の時代に、お遊びでオープンリールテープ風のカセットテープを作ったのでしょうね。
勿論、リールはアルミ製です。
あくまで、カセットテープです。

 

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