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PBM覚え書き

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3月13日(木)

 いやーまいった。ついうっかりままにょにょ(このリンク先は18禁です)にはまってしまいました。
 こういう無闇にレベルを上げていくゲーム、かなり好きです。昔はドラクエやらFFやらで無闇にレベルを上げていました。FF4ではプリンプリンセスと5時間近く格闘した末にようやくピンクのしっぽを一つ手に入れたりとかしていましたし。
 このゲームの場合、レベルがあがるときに上昇するパラメータがキャラごとに常に一定なもんで、計算すれば経験値がいくつの時にレベルがいくつで、その時に攻撃力や体力とかはどのくらいか、なんてこともわかってしまうわけです。
 というわけで、表計算でちょちょいとリストを作って、「同じ経験値の時にどれだけ強いか」なんて計算をして、あと好みを加味して起用するメンバーを決めたりもしていまして。

一軍(次元穴に突撃するメンバー)
リック(LV.105,攻1913)
アリエッタ(LV.142,攻1433)
ミシェーラ(LV.120,攻1697)
セヤダタラ(LV.112,攻1585)
アンリ(LV.120,攻1577)
二軍(通常戦闘専門メンバー。レベルは一軍より一回り低い)
ミュラ(LV.130,攻1575)
アーヴィ(LV130.,攻1443)
ライセン(LV.130,攻1836)
志津香(LV.120,攻1455)
ランス(LV.142,攻2149)
エイベル(LV.120,攻1454)
ココナ(LV.142,攻1574)
殺(LV.130,攻1574)
ちとせ(LV.130,攻1704)
怪獣王子(LV.105,攻1379)
 こんな感じです。カッコ内のレベルと攻撃力は、それぞれ経験値50000の時の値です。実際にはまだそこまで育ててはいませんが、育てたらこうなるぞ、という未来予想図。まあアイテム次第でどうにでもなってしまうわけですが。
 僕がアリスキャラの中でもっとも好きなキャラといえば当然にして当然のごとくコレット・ブラウゼなんですけれども、これがなんていうか、なかなか登場してくれませんで、ほぼ全員出そろった頃にやっとこさお出ましいただきました。そんなわけで、実戦メンバーに入れるかどうかは微妙に検討中。……あまり強くないし。

 さて、DS2の方もかなりまいった状況です。遅延通知のハガキが三枚立て続けに来まして、なんだかんだとほぼ一ヶ月遅れの見込みです。
 こちらでいらぬ計算をしてみますと、会員数が500人として(根拠なし)、ハガキが三通なので50*3*500=75000円です。
 遅延に関しては、システムの構築がどーしたとかリアクションのクオリティがどーしたということより、僕はこの\75000が気になります。前二者は遅延するしないに関わらず評価の対象となりますが、後者は遅延したときにのみ生じる経費です。そしてその経費は僕らの会費から出ています。出ているはずです。
 そしてこういう余計な部分で消費された経費のしわ寄せは、結局僕らに戻ってくることになります。リアクションが減るのか会誌のイラストが減るのかあるいはもっと別のものが減るのかわかりませんけど。
 僕が遅延に対して苦言を呈するとすれば、この一点だけにしぼるつもりです。話を広げると論点がぼやけて、相手にこちらの意図が伝わりにくくなりますし。
 システムの構築に手間取っているらしいので、構築できれば以後は遅延しないようになると期待しているんですが。



3月21日(金)

 DS2のリアクションが来ました。来たよー! でもでも、ヨーコ様はいずこー?
 ……という具合でして、ヨーコ様のいない方のリアクションが来てしまいました。多分カゲヤに関わるアクションだったからだと思います。ガックリ之介。
 名簿を参照してリア交換のお願いメールを出したところ、早速ヨーコ様側のリアクションを送っていただきまして、えへへ、IT万歳といったところです。



3月27日(木)

 DS2のリアクションがぞくぞく集まっています。みなさんありがとうございます。僕は幸せです。
 その割にはサイト更新どころかもらったリアを読むことすらままならない今日この頃です。
 とりあえずアクションの方針だけは立てたんですが、「動機」と「目的」はあってもそれを達成するための「方法」がなかなかパッとしませんで、色々思考中です。
 無理矢理ジャンル分けすれば「NPCにお願いアクション」になるわけでして、そうなるとあれですよ、千反田嬢の技が役に立つのではないかと。
 「事前に八方手を尽くしておく」というのは、ちと今回は難しい(行動ハガキを複数出す、という手もあるにはありますが)ので、「自分にとって相手が特別である理由」を考えておきたいところです。
 シャロンにとってヨーコ様が特別な理由は、今回絆行動でも認められましたが「運命に導かれる相手だと辻占に宣告された」からです。一応細かいいきさつは色々あるんですが、それは描写されていないので裏設定ということで。
 ではカゲヤが特別な理由は? となると、「カゲヤがヨーコ様と関係があるから」という、間接的なものがまず浮かびます。しかしそれではちと弱いです。もっとダイレクトな理由が欲しいです。
 ならばリアクションから読みとってみましょう。幸か不幸か今回の描写はとても少ないので、的を絞りやすくなっています。

 シャロンはカゲヤにためらわず斬りかかった。
「ヨーコ様へお目通り願うなら、そちらから出向くのが道理」
 シャロンの一撃は、なんの抵抗もなくカゲヤをすり抜けた。そこだけ時間が止まったような、ゆっくりとした動きでカゲヤがシャロンを振り返る。
「傷つくことができないと言うのも、悲しいとは思わない? ヨーコと会わせてもらえるなら喜んで出かけるけど、きっとヨーコは逃げてしまうでしょうね」
「ならば必ず連れにいく。その言葉忘れるなよ」
 ……という次第です。
 この部分から読みとれる情報を抜き出してみます。  ……です。
 相手に頼み事をするときには、相手と利害を一致させると聞いてもらいやすいと思うので、カゲヤの願望、つまり、「ヨーコに会いたい」を叶えてあげるよう提案すれば、カゲヤも乗ってきてくれるかも知れません。
 しかし「自分はヨーコ様の配下だから、ヨーコ様に面通しをさせる」と言っても、説得力はありません。まず第一に、正攻法で行ってもヨーコ様はカゲヤの言う通りお逃げになってしまうでしょうし、第二に、無理なお願いを聞いていただけるほど、シャロンはまだヨーコ様の信頼を勝ち得ていません。正攻法では会ってもらえないとカゲヤは知っているのですから、これでは交渉になりません。
 従って、「シャロンがカゲヤをヨーコ様に会わせることができる」とカゲヤに信じさせるには、搦め手が必要になります。
 そこで「カゲヤに実体がない(『幽霊』である)」ことに着目して、「シャロンに憑依してもらう」という案が出てきました。シャロンは辻占を信じるくらいですから、オカルトに対しては比較的許容している方だと思います。
 また、「傷つくこと」に関しては、シャロンは設定で「感情を押し殺すのが得意」、デーモンウェポン特徴として「プロテクトペイン(痛みを無効化する)」を持っています。このあたりを絡めることで、カゲヤに対してより効果的な交渉ができるのではないかと。それと同時に、「カゲヤがシャロンにとって特別な理由」も、このあたりにあるのではないかと。

 無論シャロンに憑依したところで、すんなりヨーコ様に会えるとは到底思えません。ヨーコ様のことですから、おそらく容易に見抜かれることでしょう。それでも正攻法(ないし具体的な方策を示さない)よりはカゲヤに対する説得力も増すでしょうし、なによりカゲヤに憑依される(=一体化する)ことで、カゲヤの何かがわかるのではないかと。ひいては、「カゲヤのことが知りたい」というヨーコ様の願いにも合致するのではないかと。
 つまり、シャロンは「ヨーコ様に会わせる」という条件を提示しますが、シャロンの目的はそれではなく、「(憑依されることによって)カゲヤのことを知る」にあるわけです。

 そして一番大切なのは、これらをアクション葉書に収めなければならない、ということです。不要な部分は削り、あの微妙なスペースに押し込まなければ、マスターに伝えることができません。削りすぎて伝えたいことが伝わらなくても、やはり失敗アクションです。
 この週末は外出してしまうのであまり時間が取れそうにないのですが、せめて全力は尽くしておきたいところです。伝えるべきことを伝えた上で不採用になるのなら、それは仕方ないと認めることはできますが、そうでなければ、後味が悪くなってしまいますから。



3月31日(月)

 奇しくもDS2とオリュンポスの締め切りがかぶってしまいました。

 まずはオリュンポスから。


 監視カメラを探し、布などでレンズを覆う。誰かが様子を見に来ると思われるので、とりあえず一発殴る。
「あんたらが何しようとしてるのかは知んないけど、とにかくムカつくね。何様だと思ってンだ?」
 そのあとも騒いだり何したりして、連中の邪魔をする。あと仮病、銃を向けられたら脅迫。
「痛いッ、背中が、背中がッ」
「伝染(うつ)してやる……知ってるよ、あたいの体には、ナントカっていうウィルスがあるんだろ。あたいを撃ってみな。あたいの血が飛び散れば、その分ウィルスとやらも飛ぶ。それでもいいのかい?」
 歯で指先を切って血を滲ませたりもする。
「魚を釣るときにゃこれで十分さ。どうだい、あんたも釣り上げられてみるかい?」

 瑠璃のしようとしていることはしぶきにはよくわからないが、とにかく瑠璃の目的が果たせたらよいと思っている。「ありがとう」と言ってもらえたら、誉められた犬みたいにきっと嬉しくなる。


 まあいろいろありましたが、やっとここまで来たな、という感じがします。やっと正直になれた、というか。
 前回は自分の気持ちを伝えられればいい、というアクションでしたが、今回はちょっと奮発して見返りを求めてみました。
 方法とか色々間違っている気もしますが、このゲームを通じて見つけた一番したいことをしたので、どんな結果が来ても、それでよいと思います。
 本当は、白血病に罹った人は普通どこが痛むのか、なんてのを調べられればよかったのですが、ちょっと時間不足でした。「口内炎が痛いー」とか言っても、この状況じゃ一蹴されてしまいますね。

 DS2の方は、アクション公開ページに載せときます。
 今回はストーリー行動一本に絞りました。パラメータ行動、特に技能の習得にはあまり手を出そうと思っていなかった(キャラクターの設定補足程度にしか考えていなかった)のですが、今回送られてきた別紙に「技能はレベル10でプロと自称できる。20で達人」という記述がありまして、なおさらいかがなものか、と思ってしまいまして。
 たとえば基本コストが100の技能をレベル10まであげようとすると、費用が100+200+300+……+1000=5500ゴールド、アクション料金は40クレジット(4000円)。前者はともかく、後者がちと痛いです。なんていうか、ストーリー行動4回分、と思うと、そちらの方がいいかなあ、という気がしてしまいまして。
 とはいえ、冒険行動や戦闘行動をするには、おそらくレベルや技能が重要になるわけでして、従ってパラメータ行動の重みも増すというか。無論ストーリー行動においても、優れたパラメータや偉大な実績があれば、それを材料に思い切ったアクションをかけられるようにもなるでしょう。
 つまりは色々な遊び方があって、それに合わせてプレイスタイルが自由に選べて、さらにはそれらのキャラ同士が同じリアクションに登場するという、よくできたゲームだなあ、と、思います。違うプレイスタイルを、無理と棲み分けさせず同居させようという姿勢は、みやかわさんのアンチ棲み分け論を受けてのものなのでしょうか。


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文責:並丼