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WMPの評価(曲の好み度、WMPではレイティング(Rating)と称する)と再生リストの生成機能は優れているので、活用すべきである。 ●レイティング管理の方式 ○従来から行っている方法 ポピュラーの場合は、曲にランク(好みの度合い)を付けて、データベースとタグに登録していた。タグはアルバムで、アルバム名を、A、B、C、U の4つにし、ポータブルや自製ジュークボックスで、アルバム A を選択すれば、聞きたい曲の全てを選択できるなどである。しかし、昔のポータブルでは、タグを変更しても同期化の対象にはならず、一々指定するか、ポータブル側で削除して再転送をしていた。事実上、ランクをポータブル側に反映するのは無理であった。 gigabeat 60V では、タグの変更は同期化で確実に反映できるので、ランク運用は確実にできる。 ○WMPの方法 WMPには評価として、星の数で表せる。gigabeat 60V では、これを反映しているし、ポータブル側で評価を変更でき、これらは同期化により、ライブラリにも反映できる。筆者のランク方式より優れている。 また、UIでは、星の数による一括選択もある。 しかしながら、ポータブル側では、評価を曲の選択条件にはできない。演奏中の曲の評価が分かり、それを変更できるのみである。こ のままでは、筆者としては利用することはできない。しかし、ライブラリ側で、
と言うことが分った。いずれの再生リストも同期化対象となる。また、この評価はコードでも参照/設定できることを確認した。今後は、この機能を利用する。 ●再生リスト ○自動再生リスト WMP10 を XP で使用する場合だけの機能である。最近、少し研究している。自動再生リストは動的で、その時の状況をリアルタイムに反映するものである。つまり、曲の選択条件が抽象レベルになっている。例えば、"週末に良く聞く曲"などである。これを開くと、過去の再生記録が照合され、土日などで演奏された回数順に並べられ、上位の曲が再生リストとして生成されるのである。 自動再生リストは、WMPにて予め幾つか準備されているが、これらは、自由に変更できる。また、曲の抽出条件も任意に設定でき、また、複雑な条件設定も可能であると判明した。例えば、下図は、自動再生リストを編集している例である。 区分 = Japan Popular で、★が5つの曲で、並びがアルバム昇順 の例。
○再生リストの同期化 一方、同期化対象に再生リストも設定できる。 また、自動再生リストも対象になる。しかし、ポータブル側でこれがダイナミックに展開(リアルタイム生成)されることはない。一度展開されたインスタンス(物理ファイル)が対象となるだけである。しかも、リストの内容が更新されても、その再生リストは再転送されないようである。つまり、再生リストの内容更新は反映されないのである。残念。(2006/7/12現在の情報) 但し、同期化で、先ず、再生リストを外しておき、二回目の同期化でチェックすれば、ポータブル側では、再生リストの削除、追加が行われ、反映できることになる。再生リストの同期化は、メタファイルの転送なので瞬時に終わる。 ○新しい方式 と言うことで、今までのランク方式を止め、評価と自動再生リストによる方法に移行する。アルバムのタグの活用方法を考えなくてはならない。評価をコードでアクセスする方法を見つけ、現方式から自動的に変換するソフトを開発 した。 |