マックホルツ彗星(C/2004Q2) 2005.03.05-6
@ボーグ12.5cmED屈折で撮影

@21h43m〜22h04m(7分×3枚)

上の画像を元に反転画像を作成して元画像と合成したもの↓です

画面右が北方向です

透明度良好でしたが、肉眼での確認は失敗、無理?。4×22小型双眼鏡ではピンぼけ恒星状に見え
ますが、いきなりこの双眼鏡では見落とす気がします。5cmクラス双眼鏡ではっきり確認できるので、そ
れから確認しました。北極星の近くなので、ファインダーや双眼鏡で北極星からぎゃしゃ、カシオペヤ
方向に視野を少しずらすと見つけられます。低倍率なら北極星と同じ視野に入ります。
AタカハシFS-60C屈折で撮影

A21h40m-22h01m (5分×4枚)↑画像の上が北方向
上の画像を元に反転画像を作成して元画像と合成したもの↓です

(画面右が北方向です)
約3時間後、自宅でB18cmF4ライトシュミット鏡筒で撮影

B24h51m-25h23m (5分×6枚)↑画像の上が北方向

上の画像を元に反転画像を作成して元画像と合成したもの↓です

画面右が北方向です
3月に入っても寒い日が続きますが、徐々に春の天気らしく晴れ間も見えるようになってきました。
前回(3/1)の観察でイオンテールがまだ写りそうだという予感はあったのですが、この時期は地元
スキー場のナイター光害があるため、天候はそれほど悪くなさそうですが、自宅から離れることに
しました。スキー場から離れるだけでよいので今回は比較的自宅から近い岐阜県高山市荘川町
(旧大野郡荘川村=世界遺産で知られる白川郷の隣、御母衣ダムなどがある所)にしました。

夕方快晴だったので安心していたのですが、暗くなってから雲が張り出し散々でした。ともあれ何とか
観察できました。(2時間ほど待機して30分ほど晴れ間があった)
予想通り尾はまだ残っていました。既に23時近くだったので、ナイター光も消えているはず。自宅が
晴れていれば18cmF4ライトシュミット鏡筒で撮影できそう..と考え急いで帰宅。幸い道路に雪はなく
乾燥路なので凍結の恐れもありません。
*撮影データ* 2005年3月5−6日(時刻は画像に掲載)

*カメラ* @ニコンD70 (ISO800、RAW、NR-on)/AEOS Kiss_D(IRC除去機、ISO800) 
*レンズ* @ボーグ12.5cmED+レデューサ(合成fl=680mm)/AFS-60C+レデューサ(合成fl=300mm)
        Bミカゲ18cmF4ライトシュミット鏡筒(fl=720mm)
@センサー赤道儀+76ED(AGA-1)で自動ガイド/AEM-10赤道儀ノータッチガイド
 BNJP赤道儀10cmED(AGA-1)で自動ガイド
*撮影地*@,A=岐阜県高山市荘川町/B自宅(富山県南砺市)
各JPG画像をRegiStax3を用いて彗星頭部基準で加算平均合成。
Photoshopで色調レベル、トーンカーブ、トリミング、リサイズ等。