法務省の案件ヒヤリング。しかし、今回の国会にかかっている法案はひどいものが多い。一体どうしたんだろう。 実際に犯罪を行う準備行為に着手する前、共謀の段階で犯罪になる共謀罪。裁判で負けたほうが相手の弁護士費用まで含めて負担する敗訴者負担。裁判以外での紛争解決をめざして裁判外調停をすすめる、しかし実効性に疑問のあるADR。ロースクールに行っている友人達もいるので、切実に可哀想な司法修習生の給費打ち切り。 ロースクールに2~3年行って、司法試験に合格して、待機期間が7,8ヶ月あって、司法修習の期間が1年間。その間、現状は生活費がでていたのだが、これを打ち切ってしまうというもの(H18から)。しかも、専念義務とかで、バイトなども一切出来ない。そうなると弁護士になるには5年近く無収入の状態が続く。ロースクール自体が学費がバカ高いのに、5年間も収入なしじゃ、一体いくらかかるのか?2~4千万ぐらいか?つまり、金持ちしか弁護士になれんってことだ。 その替わりに生活費を貸し付ける制度を作るとか言ってるが、弁護士になったはいいけど借金漬けじゃ、手っ取り早く借金を返そうと金目の案件に目が向くのは当然。社会派(死語か)弁護士なんかできっこない。(石田日記)
裁判の敗訴者負担は賛成。訴訟を起こすのに多額の弁護士費用を払わなければならず,庶民は訴訟を渋っているのが現状である。 でも,負けたら負担しなくちゃならないから,困るか・・・
司法修習生の給費打ち切りは,これも時代の流れか。 以前は,日本育英会等の奨学金も返還義務のないものがあったが,今はすべて返還しなくてはならない。
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