誤解を恐れずに言えば、「猫に小判、オッサンに視察」と言うべきでしょう。視察効果などあってないようなものです。ズバリ、議員の既得権益です。仮に、首長が視察効果なしとして予算を削ったとします。後々、議員の多くが様々な手段で首長の政策を台無しにしようと抵抗することが予想されます。 私は、視察中のアルコール代は個人負担すべきだと主張して、私の所属する常任委員会では受け入れてもらっています。また、視察の予習復習をしてもらっています。あまり「無理」を言うと私の提案が全く通らないといった事態になるので、若干の妥協を強いられます。 視察研修の実を挙げ、慰安旅行化を防ぐ手段として、希望する市民の参加(公費でか、自己負担かは議論の余地あり)を認めて市民の目を意識したものにすること、各議員に視察レポートの提出義務を課することなどが考えられます。議員の研修についても、研修に対して一定率の補助金を与えるシステムにして、議員の自己負担部分をつくれば、多少はお金を大切に使うのではないでしょうか。現時点では、反対多数で否決されるでしょう。ただ、私が主張していた政治倫理条例が、ある事故をきっかけにして制定されることになったということもありますので、何かのきっかけでそうならないとも限りません。 私の視察研修については、今後ホームページでお知らせできるようにしたいと思います。6月下旬、淡路島で合併問題の視察、7月上旬に秋田県鷹巣町、大館市などに老人福祉施設、リサイクル施設等の視察研修が予定されています。
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